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ツール・ド・宮古島2015参戦記 – レース編

宮古島に来て3日目、今回の目的であるロードレースのレポートです。

【レース情報&形式】


大会  :第8回ツール・ド・宮古島2015
距離  :184km
年代別 :30代男子

【コース】


road184km

【レースレポート】


前日の食事は今更ながらのカーボローディングということで、肉をガッツリと頂きました。
朝4時起床、その後すぐに朝食(ホテルで4時から朝食を出してくれたのは有難かった)を頂き、6時過ぎにホテルを自走で出発。会場は3km程度しか離れていないので直ぐに到着。ここで、今大会に同様に出場しているチームメイト(今回は別チームで)の方とお会いしてしばし談笑。出走者数がそれほど多くないので場所取りは全く気にせず、ほぼ最後尾に自転車を置いてレーススタートを待ちます。今回は伊良部島大橋を渡って折り返すまでがパレード走行ということで、綺麗な海をしばし眺めて始めることが出来そうです。

20150615002

レース序盤
朝7時にスタートし、時速20km/hというのんびりペースのパレードで伊良部島大橋へ。周りでは暖かい声援もあってのんびりとレースに入ることが出来ました。伊良部島大橋を渡って、折り返すといよいよリアルスタート。ペースは少し上がりますが、まだまだ序盤なので余裕で集団内を走ります。とにかく長丁場で且つ沖縄よりも暑い・・・ので、今回は如何に脚を最後まで残して楽に走るか?そして脚を攣らずして走れるのか?がポイントなので、極力軽めのギアを選択、意識的に筋肉に負担がかからないように走りました。

レースは宮古市内を抜けて、池間島方面へ。ここまで約30km。南風が結構強めですが追い風だったのもあり、まだまだ集団は大きな塊です。池間島をぐるりと1周した後は、東海岸方面へ。ここから風は向かい風基調です。序盤ペースもある程度だったのですが、東海岸のアップダウンが始まってくるとペースは一気にまったり。時速30km/hを切りながらのんびりと進む集団から、何人か散発的に抜け出すも程なく吸収。
その後も散発的に抜け出した5人程度の集団に入って前を走ったりしながらレースが進みます。そして”AS比嘉ロードパーク”で水分補給の為、ボトルを受け取ろうとするも失敗。一旦戻って再度ボトルを貰い直しました。宮古島の暑さではボトルを受け取らないのは命取りなので。。。 補給を上手く取りながら、レースは進みます。

”AS東平安名崎”まではそれほど距離は無かったのですが、まだまだ余裕。再度エイドステーションで水分補給し、灯台と綺麗な岬を眺めた後は、いよいよアップダウンの多い南海岸沿いを東へ進みます。

レース中盤
南海岸沿いは細かなアップダウンが結構続くので、平地区間はそれほど多くは無いかも知れません。ただし、どれも1-2分ぐらい我慢すれば良い坂が多いので、まだまだここも無難に走ります。一度勾配が少しキツイ坂で有力選手を含む数人が抜け出たので、ヤバいかも?と思いましたが、人数が少なく且つまだまだ距離もあったようで、何とか集団で追いつくことが出来ました。アップダウンが続くこともあり、この中で何人かは脱落したと思いますが、集団は無事にAS棚根団地へ到着。これまでの経験から、停まっても良いので確実にボトルを受け取る方が効率が良いことを学び、このエイドステーションでもトロトロと走って無事に補給するも、後ろから落車音と罵声が・・・・やはりエイドステーションは安全に行く方が良い。。。

補給後すぐに来間大橋を走る。この橋の下は素晴らしいサンゴ礁の海が広がっていますが、レース中なので遠目に見ながら走ります。橋を渡っていると1人が折り返してこちらに向かってきています。どうも1人逃げていたようでした。まだまだ追いつける距離だったのと、恐らく1人で逃げるのは無理だろうということで、集団もペースアップする事も無く、まったりと進んで宮古市内へ戻ってきました。

ここまで約115kmで2周目に入ります。脚はまだ大丈夫ですが少し全体的に重さを感じるようになってきました。ペースは少し上がったり、下がったりを繰り返しながら進みます。集団もまだまだ大きいままで30人ぐらいはいたと思われます。今度は池間大橋を渡らずに手前を曲がって東海岸へ。ここからは向かい風と何回か繰り返すアップダウンとの戦いです。AS比嘉ロードパークまでに一度集団から暫く抜け出して、ベルマーレジャージの選手とローテをしながら進みました。逃げている選手とのタイム差は4分半。そして無事にAS比嘉ロードパークに到着してボトルを受け取ろうと手持ちのボトル×2を投げ捨て、受け取る際に「ボトルもうありませーん」という有り得ない声が・・・・・ 2つあるボトルを手前で投げ捨てているので、紙コップ×2の水を受け取って飲んだだけですが、さすがに「今日のレースは終わった」と思いました。

この後、当然集団から抜け出すのは厳しいと判断して、集団の後方で極力エネルギーを利用しない省エネ方式に切り替えました。唯一の救いは次のAS東平安名崎がそれほど遠くないということだけで、次のエイドステーションで確実にボトルを受け取ることを念頭に走ります。この時先頭とのタイム差は4分20秒だったので、少しだけタイム差が縮まりました。

AS東平安名崎へ向かう為に左折した後、集団の速度が上がります。暫くすると逃げている選手とすれ違いますが、感覚的にはまだ追いつけそうです。エイドステーションへ向かう集団の速度が上がるのは、皆確実、且つ安全に給水したいという思いからでしょう。そんな中、確実にボトルを受け取らないといけない自分もエイドステーションで悲痛な声で「ボトルー」を叫ぶも「ボトルありませーん」との声。紙コップ×2の水分を補給してエイドステーションを後にする羽目になりました。30度以上の暑さ、失われていく体力、水分補給もできない、正直「本当に勘弁して欲しい」という気持ちでいっぱいでしたが、もうこうなったら走れるだけ走るしかないと諦めの気持ちでレース終盤へ。

レース終盤
南海岸のアップダウンに入るころには、エネルギー補給は間に合っているものの、水分補給は完全に間に合ってませんでした。流れ出る汗の量が半端ではありませんし、遂に脚も攣る気配が幾度となくあって何回も寸前でストレッチなどで抑えているという感じ。そんな中でのアップダウンは結構キツかった。。。途中で有力選手が同様に抜け出したので、自分も含めて先頭交代しながら前を追います。そんな中、どこかの坂でボトルを持って配っているスタッフが・・・ 神の救いとはまさにこのことで、ここで確実にボトル1本を手に入れることができ、既に失われつつあった体の水分補給に成功しました。とは言ってもまだレースは残り20㎞以上あります。

一度失われた水分を補給するのは簡単では無いですが、既にミネラル系のタブレットをボトルに入れる余裕はありません。アップダウンの坂で少し強めの牽きとペースで遂に集団が割れました。この集団に生き残れたのは10人少しだったので、確実にこのまま最後まで行けそうな感じです。脚が厳しいながらもローテーションをこなしながら走ります。ここで1人が更に抜け出しますが、その内追いつけるだろうと思ったのが甘かった。ローテーションもペースが上がらず、前と徐々に差が開いていきます。自分も追いつけるだけの余力はまだあったと思いますが、距離と脚の関係から追いつかれるだろうと見送りました。

AS棚根団地を超えてから宮古市内、ゴールまではそれほど距離はありませんが、微妙な坂が続きます。そして昨年度2位の方がここでアタック。自分が単独で追うも脚が終わってました。ジリジリと離された後は集団に戻ります。このメンバーで最後のスプリントになるのはもう明確ですし、周りも全員同じ感じだったでしょう。ゴール手前1-2km地点での下り坂では敢えて後ろに位置してスプリントに備え、500m手前の坂でスピードアップで一瞬脚が攣りそうになりました。ここで数人が脱落したと思います。残り300m程度でいよいよスプリントのゴングが鳴ろうとしています。速度が上がり、良い位置でスプリントを開始するも、仕掛けるのが少し遅かった。。。でも無事に完走です。

チームメイトが駆け寄り、水をくれました。カラカラな状態で走っていたので、本当に生き返りました。その後はコーラやお茶をがぶ飲みして、記念撮影。脚は立っているのもやっとなぐらい疲れ果て、そして筋肉が悲鳴を上げていました。

その後、完走書を受け取ると結果は総合で9位、30歳台で何と1位という結果でした。(総合6位までの人は年齢別とは別扱い)最後のスプリントは4位争いだっただけに、何とも惜しいところを逃しましたが、この距離をボトル無で走っての9位は大満足でした。また年齢別とはいえ、自転車レースを始めて初めて優勝(年代別ですが・・)という称号を得られたこともとっても嬉しかったです。表彰式が午後3時からということだったので、それまではチームメイトと別れて、一旦ホテルに戻って洗濯としばしの休憩。

完走&表彰パーティー
パーティー会場のホテルでは軽食とビールやソフトドリンクが用意されており、今大会に参加された方々と労を労うことになりました。同じ184㎞に参加した方、その他のクラスなど色々とお話できて楽しかったです。表彰式では無事に優勝のメダルももらえました。一生無いと思うので大切な思い出にしたいと思います。

夜は近くの居酒屋でビールやら宮古牛やらたらふく頂きました。翌日には東京に戻るとは信じられませんが、社会人たるもの働かねば食っていけません。本当に良い思い出を持って宮古島を後にできること、幸せです。

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リザルト


大会  :第8回ツール・ド・宮古島2015
距離  :184km
Time :5:05:34
TOP差  :0:03:07
総合順位:9位
年代別順位:1位
平均速度:35km/h

レース中の走行ログはこちらから

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コメント

    • みきおじ
    • 2015年 6月 15日

    Snufkin様

    御無沙汰してます。
    そしておめでとうございます!!
    年代別1位なんて凄過ぎます!!

    実は私の師匠も114㎞の部に参加を
    されていて、全体18位で年代別3位に
    なり表彰されたとの事を聞き、驚いていたの
    ですが、Snufkinさんの記録には
    さらに驚きです。

    今年のおきなわもすごいことになり
    そうで、勝手に期待していたりします。

      • Snufkin
      • 2015年 6月 15日

      みきおじさん

      どうもご無沙汰しています。
      ツール・ド・宮古島の184kmは参加人数が100人程度だったのもあって、今回はラッキーな結果になりました。
      実力的にはまだまだですよ(笑)

      みきおじさんの師匠も参加されていたのですね。
      114kmは参加人数も多いので、18位だと相当上位ですよね。素晴らしいです。
      今後も程々に頑張ります〜。

  1. Snufkinさん、おめでとうございます。必ずこの日は来ると信じていました。僕が初めてSnufkinさんを知ってから後、まさに快進撃だったと記憶しています。
    実にタフなレースを走り切り、年齢別優勝という勲章まで勝ち獲った姿を眩しい思いで想像しながらレポートを読ませていただきました。
    残念だったのは、サポート体制に難あり!でしたね。しかしそういう不運をも乗り切って勝ち獲ったこの度のレース、さぞ嬉しかったでしょうね。
    重ねておめでとうと申しあげます。

      • Snufkin
      • 2015年 6月 16日

      shimaさん

      ありがとうございます。年代別はオマケみたいなものですが、素直に嬉しかったです。
      この年になって競技で何かを勝ち取れるというのは中々無いので(笑)
      ロング系のレースはスタミナと我慢のみの自分には一番向いているのかな?と思いました。特に今回みたいなサバイバルレースはなおさらですね。
      しかしボトルが足りないのは厳しかったですね。。。脱水にならずに済んだのは本当に運が良かったと思います。。

    • JUNRO
    • 2015年 6月 17日

    検索していてブログをみつけました。
    同じ集団にいた11位(同年代別3位で坊主頭)のものです。
    オネカン(Onecan)ジャージというのを着ていました。
    レースお疲れ様でした
    2位の方はどこで抜け出たんでしょうか~。
    補給戦争でしたね汗
    またどこかのレースでお会いできればと思います。

      • Snufkin
      • 2015年 6月 17日

      JUNROさん

      ブログ発見&コメントありがとうございます。

      先日は本当にお疲れさまでした。
      2位の方は来間大橋前にあったエイドの前から抜け出てましたよ。アタックというよりはジワジワという感じでそのまま離されて行ったような記憶があります。
      それにしても1周目からエイドでのボトル受け取りはかなりピリピリしてましたよね。
      実際落車もあったようですし、撮り損ねて済むような気温でも無かったので、止まってでも受け取らないと本当に最後まで走りきれないような暑さでしたね。

      きっとまたどこかのレースでご一緒することもあるかと思います。その際にはぜひ宜しくお願いいたします。

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