Review

XeNTiS Squad 4.2 Tubular Carbon Silver Line

XeNTiS SQUAD 4.2 Tubular Carbon Silver Line, Standard / BLACK MATT
9.4

品質

10.0 /10

エアロダイナミクス

9.5 /10

見た目

9.5 /10

カーボン

10.0 /10

価格

8.0 /10

Pros

  • 耐摩耗性カーボン
  • 紫外線対策コーティング
  • 100% ハンドメイド
  • エアロダイナミクス
  • 軽量

Cons

  • 高価格
  • デリバリまでに長期間かかる

Fast Forward F6RのディープリムホイールをWiggleから購入してから数年経過、高速域や下りなどではディープリムの恩恵を受けられているとは感じていたものの、ロードレース等、中速域や登りも含めたオールラウンドでの利用目的とした場合、何かオプションが欲しいと購入したのが、今回ご紹介する「XeNTiS Squad 4.2 Tubular Carbon Silver Line」です。XeNTiSはオーストリアを拠点とするホイールメーカーで、トライアスロンの世界ではかなり有名な会社ですが、日本での知名度としてはそこまで高く無いかも知れません。仕様は以下図の赤枠で囲っていますが、重量的にも十分実用的な軽さですし、セミディープなのでオールラウンドに利用できるホイールです。

specification-xentis

仕様一覧

ホイールはハンドメイドで職人さんが1つずつ組み立てているようです。最後にホイールに品質等問題が無いとサインが入っているところも手作り感があります。

20150904006

日本では東商会が代理店としてホイール販売を行っていますが、値段的にも結構な価格なので私のように海外から購入すると、オーダーしてからのホイール作成?なのか、手元に届くのに相当な時間を要しました。(3ヶ月以上)ただし、海外で購入する方が圧倒的に安く、私の場合は10万円ほど日本で購入するより安く手に入れることができました。前置きが長くなりましたが、これからこちらのホイールの特徴などをレビューしていきたいと思います。

 

対摩耗性カーボンリム


このホイールの特徴として顕著なのが、独自のカーボンリムです。カーボンホイールの場合、通常専用のブレーキシューを利用する必要があるのですが、XeNTiSのリムは耐摩耗性が高く、アルミリム用のブレーキシューが利用可能(ただし、一度でもアルミリムに利用したものはNGと注意書きあり)です。アルミリム用のブレーキシューを利用した場合、特に雨天時などはブレーキの制動力が上がるのでは無いかと思っています。(実際に利用したことが今まで無いです。。)これほどまでに強固なカーボンリムは他メーカーには無く、XeNTiSが持つ高いカーボン精製技術の賜物なのかも知れません。

20150904005

UV対策コーティング


カーボンホイールは紫外線による劣化が長期間利用すれば発生するものですが、こちらのホイールには特殊なコーティングが施されており、紫外線によるカーボンホイールの劣化対策が施行されているので、長期間高いパフォーマンスを発揮してくれるものと思われます。

 

リム埋め込み式マグネット


カーボンリムにスピードセンサー向けのマグネットが埋め込まれています。大変便利な機能だと思いきや、ロードバイクの種類によってはスピードセンサーのマグネットの位置がスポークのどこかの位置に限定されているので、全くもって利用出来ない無意味なものになってしまいました。特にTREKやGIANTなど、フレーム内へ埋め込むことができるセンサーの場合は、まず利用できません(悲)

 

ACTIVE TUBULATOR


カーボンリムに施された不思議な波模様。凸凹しており、まるで精製に失敗したのか?と思わせるものでしたが、ACTIVE TUBULATORという、空力を高める為のテクノロジーでした。こちらの恩恵があるのか?は何とも証明できないのですが、これはこれで見た目にも良い感じのアクセントになっており、空力が高まるという思い込み?は出来るのかなと。。。何れにしても、トライアスロン界や欧州でのこちらのホイールの高い評価を見ていると、きっとエアロダイナミクスの向上に貢献しているものと思われます。

20150904004

実際走行してみて


レース等でこちらのホイールを利用して暫く経ちますが、Fast ForwardのF6Rと比較した場合に何と言っても感じたのはその軽さです。F6Rが重かったというのもあるのでしょうが、ヒルクライムなどでは明らかにギアとして1-2段は軽く漕げますし、自転車全体が軽くなった感じです。

肝心のエアロダイナミクスに関しては、F6Rで追い風や下りで走っている際に感じた、明らかにホイールの恩恵を受けているという感覚は少ないものの、平地、登り、下りでセミディープのリムによる空力に関する効果を感じることができました。全体的にバランスが取れとり、かつ軽いホイールなのでやはり登り、下り、平地を含むような総合的なレースでは効果を発揮してくれていると思います。

欠点とまではいかないですが、その軽さゆえに風が強い時に簡単にホイールが揺れてしっかりとハンドルを抑えていないといけない場面がある気がします。そこは軽さゆえの宿命なのかも知れません。

いずれにしても、総合的には非常に良いホイールなのは間違いないと思います。

20150904002

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