Tour de Okinawa

ツール・ド・おきなわ2015 参戦記

本年度の集大成、そしてホビーレーサーの甲子園と称される「ツール・ド・おきなわ」が2015年11月8日に沖縄県北部で開催、市民レース210kmへ参加してきたのでレポートです。

【レース情報&形式】


大会:第27回「ツール・ド・おきなわ2015」大会
クラス:市民レース 210km

【コース】


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結果


大会  :第27回「ツール・ド・おきなわ2015」大会
クラス    :市民レース 210km
距離  :210 km
Time       :6:20:23.610
TOP差  : +52:16.006
平均速度:33.12 km/h
順位         : 138位(294人出走、143人完走)

走行データはこちら

 

【前日編


「ツール・ド・おきなわ」には2013年に初参加し、市民レース210kmを何とか無事に完走。昨年度はレース前に落車で鎖骨骨折DNSだったので、今年は一昨年以上の成績を残すべく楽しみにしていました。今回も昨年と同様に名護ツアーを利用しての参加で、11月7日(土)朝に羽田を出発、丁度昼前に那覇に着く便で沖縄入りとなりました。飛行機内ではチームメイトとばったり会ったり、お知り合いの方が隣の席だったのもあり、お喋りしている間にあっという間に到着。その後はレンタカーで一路レースが開催される名護市へ向かいます。

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現地到着後、まずは受付を済ませ、夜にチームメイトと集まるお店を予約して海岸沿いを軽く試走しました。関東は秋も深まってきていますが、沖縄の最高気温は29度とまだまだ暑い状況です。試走後にあまりにも髪の毛が伸びてうざいので、現地の床屋で散髪して琉球料理のお店でチームメイトと晩御飯、明日の検討を誓って翌日に備えることとなりました。

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【レースレポート


11月7日(日)、レース当日の天気は晴れ。朝4時に目を覚まし、朝御飯をたんまりと頂きます。自分は腸に慢性的な病気があるので、レース中の補給でお腹を下すこともあるので、前もって吸収しておくよう準備しておくことがけっこう大事になります。

朝御飯の後は、6時過ぎに現地に到着し、早速と210kmの列にチームメイトと並びます。少し早かったのですが、すでに並んでいる方が多数。チームメイトに自転車を見てもらって軽量化も出来て、レース開始前の位置取りはシード的な選手を除いたら、かなり良い位置で迎えることができました。

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7時45分、号砲が鳴り、遂に市民210kmのレース開始となりました。序盤はパレード走行ということもあり、ゆっくりと進みますが一昨年と違って前の方に位置取り出来ていたので、ストレスなく走ることができました。ただし、開始2km地点の左カーブの際にあった段差が大きく、自転車からボトルが飛んで外れるというアクシンデントが・・・2本とも落ちかけたのですが、1本は何とか手で押さえて死守。口をつけずにボトル1本を失うというアクシデントでのスタートとなってしまいました。特に最高気温が29度予報で水分補給に気を使うレースだっただけにかなり痛かったです。

気落ちばかりはしてられないので、極力無理せずに普久川ダムの補給地点までは無理せずに走ることを意識します。特に大きな問題もないまま20km近く走ったところで、何とサイコンが正常に動作していないことを確認。速度が表示されないので、GPSモードに切り替えようと一瞬目をやったところで、前が減速したこともあって、自分が強くブレーキをする羽目になってしまい、周りの方に迷惑をかけてしまいました。集団で走っていますし、今回落車には繋がらなかったですが危険な行為で周りに迷惑をかけてしまい、猛反省です。

気を取り直して、レースに集中。その後は順調に進みます。美ら海水族館を超えて、今帰仁に入っての直線で何もないところで落車発生。左側の方での落車ですが、自分の居た位置からは停止できる状況ではなく、そこに突っ込んで落車。幸いにして落車すると予期&準備ができていたのもあって即時立ち上がってレースに復帰し、早々に先頭集団に再度合流。

途中でチームメイトと話をすると、2分程度の差で8名程度の逃げが発生しており、その中の2名がチームメイトでした。逃げと集団にチームメイトがいるなんてプロみたいですが、我々には集団をコントロールできるような実力もないし、恐らく普久川ダムで捕まえることになりそうな感じだったのもあり、集団の前目で無難に走ります。

国頭を超え、いよいよ普久川ダムが近づいてくると周囲から前へと移動して前目の位置で登りに入ろうとする走者が増えてきます。いよいよ登りが開始された時点では前から50番以内には入れたと思います。そのまま無難に先頭集団に付いていこうと思いますが、ペース的には早いのでいつの間にか第2集団に。斜度が上がったところで、インナーローに落とすしたところ、リア側のチェーンがスプロケの内側に落ちて巻き込んでしまいました。即時降りて直そうとするも焦りからか中々上手く行きません。何とか直して自転車に飛び乗って漕ぎ出すと再度同じ状況になって、また降りて直します。どうもインナーローだとダメなので、少しギアを変速して問題ないことを確認して登り始めますが、気付かないうちに遂ギアを軽くしてまた同じことを繰り返してしまう呆れっぷり。何回も坂の途中で停止して、遂には集団どころか単独でも誰も後ろから来ない状況に。度重なるメカトラに苛立ち、自転車を思わず投げ倒してしまいました。「完走はもう無理だ」と諦めてリタイヤしようかとも思いましたが、せっかくここまで来たのだから関門で止められるまでは走ろうと思い直し、再度自転車を漕ぎ出します。普久川ダムのKOMまでに何人かパスし、補給地点ではボトルを3本受け取って2年前に水分が足りなくてキツイ思いをした二の舞を繰り返さないよう、さらに暑くなるであろうレースに備えます。

普久川ダムから奥までのアップダウンは最初は何人かでローテしたかったのですが、最後は自分を含めた3人になります。90km地点まで走ってきましたが、前半は固形物中心の補給で、Clif Barを3個食べていました。ここからは固形物ではなく、ジェル系の補給食で極力胃腸に負担がかからないようにと手を伸ばして補給しようとしたところ、液体系の補給食を詰め込んだパックの口から下が落ちました。。。ほぼ何も食べていない状況だった&残りの補給をここで全て失うことになるとは思いもしませんでしたし、正直かなり痛かったです。

トラブル続きですが、もうこうなったらどうにでもなれ状態で走ります。3人で回していたローテも登りで1人が遅れて2人に。100km地点の奥に差し掛かったところ、丁度市民100kmのーバー40のスタートと被る羽目に。その後、オーバ−40の中で先頭集団から遅れたと思われる10名近くの方に「210kmの方もローテに入って欲しい」と声をかけられて、奥まで一緒に来たもう一人とローテで走ります。巡航速度が落ちていた自分達にとってこの申し出は有難かったです。本来先頭を争っているような時はマナー違反になるでしょうが、完走すらままならない状態ではあったので、有り難く利用させて頂きました。向かい風の中、2回目の普久川ダムへの登り口までローテしながら走り、最後は「ありがとうございました」と感謝される始末。。でも感謝したいのは本当はこちらの方で、このローテがなかったら本当に厳しかったです。

無事に2度目の登りを迎え、「脚残ってますか?」と一緒に来た方から聞かれたのですが、自分的には結構きつかったのと奥での登りではその方に付いていく事が出来なかったので、「結構厳しいかも」と答えていよいよ本格的な登りに入ります。集団は崩壊し、再度個人ヒルクライムの開始状態でしたが、誰からも抜かれることは無く結局淡々と登りを終える事が出来ました。再度の補給時に、またインナーローに落としてしまって、直す羽目にはなりましたが、無事に2度目の水分補給も行い、いよいよ東海岸のアップダウン地帯へと突入しました。

東海岸に入ると距離はそれ程ではないのですが、アップダウンが延々と続きます。偶に斜度が10%を軽く超えてくるので、脚にもダメージが蓄積されていきます。更には補給ができていないので、本当は脂肪をエネルギーに変えるようなサプリである、Vespaを投入して補給できていない体からエネルギーを絞り出すよう努めます。各カテゴリの走者が混走し、互いにローテをしながら進みますが、登りの度にバラバラになることが多かったです。同じメンツでしばらく回せる時もありましたが、最終的にはいつも1人になり、前に見えるちょっとした小集団に追いつき、追い越し、単独で走る感じになってきました。

160km地点ぐらいにある宮城関門を通過した際には、足切りまでそれほど時間がなかったので、かなり焦りましたが、次の補給所のある慶佐次で無事に3度目の補給を行い、残りの関門の足切り時間を気にして自分のペースで走りました。途中で何回も自然にローテすることもあったのですが、最終的には巡航速度が合わずに登りや、下りで飛び出して先に進むことに。阿部関門もなんとか通過できて、残りの関門は川上のみでした。国際女子の先頭集団に追いつかれてパスされ、いよいよ羽地ダムへの登りに向かいます。ここでも数人とローテしながら走ります。210kmの選手が1人だけ混じっていたのですが、彼と自分が先頭を牽くときだけ速度が上がり、それ以外のクラスの方が牽くと一気に速度が落ちるので、結局はこの集団を見切って単独で進むと最後は210kmの方ともう1人だけが残る状態になり、羽地ダムへの登りに入ります。

ここのダムまでの勾配はそれほどではないのですが、登りでは自分よりも早い走者はおらず、淡々と前を抜かして進みます。トンネルを抜け、勾配が上がったところはダンシングを駆使して何とかダムを超えて川上関門への下りに突入。ここでパックになった3人と一緒に回して遂に川上関門へ差し掛かるとまだ関門は開いているようでした。関門の制限時間が13時50分でしたが、通過したのは13:47分ぐらいではなかったかと思います。それほどまでにギリギリでした。無事に関門を通過して、一緒に走った3人で拳を合わせて完走できる喜びを分かち合い、最後の5kmを走りますが自分は脚の前にハンガーノックで限界が近づいている状況でした。

全然力が入りません、順位も関係ないですが、それでも何とかゴールにたどり着きました。一度はレースを放棄しかけた今回でしたが、それでも完走できたことにこれ以上ない満足感がありました。本当ならメカトラもなく、補給も普通に出来てもっと良い順位やタイムで走りたかったという気持ちはあります。ただ、今回のようなトラブルの連続の中で、それを跳ね除けての完走にも大きな充実感と達成感があるのも本当に良い経験ができた、諦めずに走りきってよかったと心から思えるレースになりました。

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完走した他の走者やチームメイトと喜びを分かち合い、ふれあいパーティー、その後の打ち上げを経て今年の「ツール・ド・おきなわ」が終わりました。今日無事に沖縄から帰ってきて、自分的にはまだレースは少しあるものの、ほとんどオフシーズンに突入です。

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改めておきなわの魅力と厳しさを肌に感じた今回のレースでしたが、来年こそは違った形での完走とより上位が狙える走りが出来ればと思ってます。

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