UCI Gran Fondo World Series

2016 UCI Gran Fondo World Championship参戦記 – 個人タイムトライアル

2016年9月1日からオーストラリアのパースで開催された「UCI Gran Fondo World Championship」への出場権をニセコクラシックで得れたので参加してきました。初めての海外レースでもあり、経験したことを備忘録的に残したいと思う。大会初日は大苦手の個人タイムトライアル。

大会名称/リザルト

大会名: 2016 GranFondo World Championships in Perth, Australia
レースカテゴリ: 個人タイムトライアル
距離: 19.4km
クラス: 40~44(年齢別)
コース: Course Map

Course Profile

順位: 34位/38人中
Time: 30:32.0
Top差: +5:30.3
平均速度: 38.1km/h
 走行データ: Pioneer Cyclo Sphere

レースレポート

朝焼けのElizabeth quay

日本を出発し、タイのバンコク経由でオーストラリのパースへ大会2日前に入り準備を行い、大会初日であるパース近郊に浮かぶロットネス島での個人タイムトライアルに臨む。当初はグランフォンドのみを走る予定だったが、友人の勧めもあり最終的に個人タイムトライアル、チームリレー、グランフォンド全てのレースへ参戦することに。

 

美しいロットネス島

眠い目をこすりながら、個人タイムトライアルが開催されるロットネス島へ行くためにElizabeth queyの港へ向かう。ここパースから約1時間半の船旅が始まった。スワン川を下って河口の街であるフリーマントルを越えるといよいよ外洋へ。ここでは船が大きく揺れて船酔いの危険もあったが、何とか島へ到着。バイクは別便で運んでいたのもあり、到着が思ったよりも遅れたことで、全体のスケジュールも1時間ほど後ろ倒しになった。

海外勢の本気度に戸惑う

VIPコーナーではローラー台でアップできます。海外勢の本気度が凄い。

今回のコースは島をほぼぐるりと時計回りに1周する19.4kmを走ることになる。島の主要道路はレースに利用するので、島内の道でアップしようにもほとんど走れる場所も無く、島から見える美しい海の景色を眺めるサイクリングに終始。別料金を払えばテントの下でローラー台を利用したアップが出来るのだが、そもそもタイムトライアル自体がほとんど経験がなく、且つ苦手意識満載なので最初からやる気がおきない(笑)

タイムトライアルは女子から順にスタート。ほとんど全員がTTバイク、エアロヘルメットでディスクホイールの選手もかなり多くて本気度を感じる。通常のロードバイクにDHバーを付けている、またはロードバイクで参戦している選手は男子を併せてもほとんどいなかった。この辺を含めてTTバイクを持ち込み、走るという点からも海外勢の意気込みを感じた。後、レース前のバイクチェックはかなり厳密だった。

さて、実際のタイムトライアルの方は先陣を切った女子、その後続く男子のタイムがアナウンスされるたびに「走りたくない」と思うほど速い。ネットで速報が直ぐに見れるのだが、女子選手でも平均時速が41km/hを超えており、自分では到底適わない。

女子選手でもTTはもの凄く速い。

タイムトライアルは惨敗

「どうにでもなれ!」と若干やけ気味になり、ロードバイクにDHバーを付け自分のスタートを待つ。

スタート地点は、よくテレビなどで写っているまさに高台からのスタート。サドルを支えてもらい、スタートタイムとなる時間を確認しながら、カウントダウンを聞いてスタート。

飛び出した直後は平坦、且つ勢いもあって43km/hぐらいで巡行し、「あれ、結構いけるんじゃない?」と勘違いするほどに。すぐさま向かい風となり、一気に巡航速度が落ちるが、19kmもの長旅なので「ここで無理してもしょうがない」と一定ペースで走れるよう意識しながら走る。

試走できていなかったこともあるが、コースは短いながらも急なアップダウンやカーブも多数ある。登りの度にダンシングして凌ぐも速度が結構緩んでしまったりとまだまだTTの走り方は初心者な状況。元からほとんど経験も無いタイムトライアルなので、勝手も分からずに黙々と走っていると、丁度残り半分手前ぐらいで後ろから来た選手にラップされてしまう。後ろから暫くその選手の走りを見ていると、自分がダンシングして登るような坂をTTの姿勢のままグイグイと登って行くではないか。。この辺りは絶対的なパワーが違うのかは分からないけど、あっという間に離されてしまった。

プロのようにスタート地点は高台から

折り返し地点を過ぎ、復路に入り暫く走っていると、また次の選手にラップされる。その後にも更にラップされる。タイムトライアルは苦手、遅いとは自覚があるものの、ここまで多くの選手にラップされるとかなり落ち込む。それでも最後2kmぐらいは下り基調且つ気持ち追い風だったので、ゴール前ぐらいは格好良くと頑張って速度も上げて何とかゴール。

結果は出場選手の中で最下位ではなかったものの、実力をそのまま反映してたかな。これまでタイムトライアルは興味が無い、苦手と敬遠してきたことを後悔し、今後は少しは練習しないといけないなと実感。。。初日から洗礼を浴びた気分。

ちなみに今回同じ年齢区分で優勝したスロバキアの選手のタイムが25分01秒、平均時速が46.5km/hだった。あんな向かい風やアップダウンのある中、何故そんなタイムが出せるのか?同じアマチュア、年齢区分だとは思えない驚きのスピード。日本のプロ選手が走っても勝てないんじゃないだろうか。。。

世界には凄い奴がいる

今回のタイムトライアル、自分は平均出力が300W(出力体重比は4.6-4.7w/kg)だった。この数字だけ見ると悪くはないと思うのだが、タイムや結果には繋がっていない。そこがスキルを含め、無駄な力を使っていたりと初心者ぶりを露呈したところなのかも。ただ、体重がもちろん重いというのはあるだろうけど、Stravaで優勝者の平均パワーを見ると平均430Wという驚愕の出力だった。登録されている体重から計算すると出力体重比5倍以上か。。。 ともかく日本ではお目にかかれないようなビックリな出力だった。

帰りの船では、タイムトライアルに参加した他の日本人選手と一緒に談笑しながら。揃って結果は良くなかったようでタイムトライアルは日本選手は惨敗だったか。確かに国内のレースでも20km近くを個人で走るタイムトライアルは無いかも知れない。そして他国の選手のように、TTバイクを持ってくる本気度から必要なのかも。

ロットネス島へのジェット船。大きくて快適

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