ロードレース

2016 UCI Gran Fondo World Championship参戦記 – チームリレー

2016年9月1日からオーストラリアのパースで開催された「UCI Gran Fondo World Championship」への出場権をニセコクラシックで得れたので参加してきました。初めての海外レースでもあり、経験したことを備忘録的に残したいと思う。大会2日目は各国対抗で行なうチームリレーに参戦。

大会名称/リザルト

大会名: 2016 GranFondo World Championships in Perth, Australia
レースカテゴリ: チームリレー
距離: 21km (1チーム4名 ・ 2.65km × 2Laps/人)
クラス:  –
コース: Course Map

GFWC_Perth_Team_Relay_Course_Map

順位: 10位/15チーム中

team_relay_result

Time: 33:53
Top差: +04:11
平均速度:
 走行データ: Pioneer Cyclo Sphere (自身のみ)

レースレポート

大会2日目はチームリレイに参加。

チームリレイという言葉自体、日本にいると聞くことが無かったのだが、この大会に出場するにあたって色々と調べてみると、特定の条件に基づいた4名の選手で周回コースをリレー形式で走って最終着順を争うという陸上のリレーそのもの。ちなみにチームを組む際の特定条件は以下の通りで更に同じジャージ(ナショナルジャージ)を着用する必要あり。

  • 女性選手1名(年齢問わず)
  • 選手1名(年齢、性別問わず)
  • 40歳〜50歳までの選手1名(性別問わず)
  • 50歳以上の選手1名(性別問わず)

仲間を集めておこう

先に記載したとおりチームリレイに出場するには条件をクリアする必要がある。実はこの条件が中々の曲者で実際に最初は全く参加するつもりはなかったのだ。理由は簡単で条件を満たし、且つ本大会に出場する選手を知らなかったから。

ただ、今大会に無理やり誘ってしまった友人から、「チームリレイにも出場したい」という意向もあり、仲間探しの旅が始まる。友人と友人の奥さんで女性選手1名、年齢と性別を問わない選手1名、40歳〜50歳までの選手1名は3名で即決まったのだが、50歳以上の選手1名を探すのが大変だった。というのもニセコクラシックで本大会への参加権利を有していても実際に参加するかはわからないし、そもそも知り合いでも無かったので連絡先もわからない。

もうチームリレイへの申し込みがギリギリという段階で、友人が色々なツテを通じて本大会へ出場する選手に連絡を取り、参加してくれるという承諾を得て無事に申し込みが完了。中々のバタバタ劇だったが、こちらは来年以降の教訓としてニセコの大会等で上位25%に入り、世界大会に行く可能性のある選手の連絡先交換とチームリレイへの参加の呼びかけは必須だと思った(笑)

かなり盛り上がるチームリレイ

話をレースに戻すと、このレース自体はアンオフィシャル。でも各国対抗レースなのである意味「日の丸」を背負って走るという中々プレッシャーがかかるレースで気合も入る。朝からチームリレイの受付に行くと、主催者側の準備が終わっておらずバタバタしている状況。レース情報等は申し込みした選手へメールで一斉に配信されてくるのだけど、いきなり「参加費用を払ってください」と記載があったものだから、各国の選手達は一斉にクレーム。(メールを宛先に全員いれて送ってくるから各国の選手もそれに一斉返信でカオス的状態に。。)

「過去の大会は無料だった。今更何を?」、「お金を支払うなら、このレースはボイコットする」などのメッセージが出され、色々と主催者側で協議した結果、今回の参加費用は不要という結論に。

緊張の中スタート

このレース、各国から最大6チーム出場可能ということで、イギリス、オーストラリア、スロバキアなどは複数のチームが出場していたかな。残りはカナダ、南アフリカ、フランス、そして我らが日本の計15チームが参戦することに。

コースは往復2.65kmの直線道路を1人2周で次の選手と交代。4人で8周なので計21kmでのチーム戦だ。走る順番はチーム毎に戦略を立てて決めてオッケーだが、受付時には出走オーダーを提出しておく必要がある。実際のレースはElizabeth Quayというメイン会場近くの公園横で行なわれ、自分は責任重大な第1走者で走ることに。

自分のミッションはシンプルで、次の走者により前の順位でバトンを渡すことだ。

緊張する中、国名でアナウンスされていざスタート。少しクリートキャッチに手間取った感もあったが無事に先頭付近で走り始めることが出来た。

フランスチーム。トリコロールカラーのジャージがカッコ良い

直後にフランス?かイギリスの選手がアタックをかけたので、一気に速度が上がる。5kmも走らないので後の事は考えない。しかし彼らのアタックの鋭さはびっくりするぐらい速かった。何とか切れずに集団に残って最初の折り返し地点を越えるとまたアタック。。。今度はオーストラリアの選手だ。自分的には全力スプリントをやらされてる感いっぱいです。何とか1周目は10人程の集団の7-8番手ぐらいで無事に帰ってくることができて2周目へ。

ここでもまたアタックがかかる。何とか凌ぐと少し様子見で緩んだりしながらまた折り返し地点へ。その後はペースが遅くなり牽制モードに。覚悟はしていたもののまたアタック。これは予感していたので全力で踏む。今回のアッタクは長くて遂に限界、速過ぎて千切れてしまった。ゴール地点まで500mを切っていた状況もあり、前の選手達は若干のペースダウンはあったものの、そのまま走り抜け自分はゴール地点を7番手ぐらいで通過で次の走者へバトンを繋ぐ。

次の走者であるYさんが猛然とスタートを切る。単独ではなく、複数で走った方が当然楽なのは事実だが脚力が合う、合わないもあるのが難しい。理由は当然誰が何番手を走るかというオーダーにもよるからだ。走り終えた自分はYさんの走りを見届けるが、一緒に走っていた2名の選手とは脚が合わず、前から落ちてきた2人と合流して流石の走り。2周目に入って余裕すら感じられる安定した走りで無事に第3走者のHさんへとバトンタッチ。

南アフリカチーム

Hさんがスタートした際、近くに2名ほど一緒にいたけど、Hさんは単独、完全TTモードで猛然と前を追いかけていく。折り返し地点を過ぎ、ゴール地点に帰って来る頃には驚くことに大分と前にいた第2集団に追いついてしまっていた。走り終えた自分達のテンション、応援にも俄然力が入る。そのままの勢いで2周目に入り、無難に走るも前半飛ばしたのもあって、集団から飛び出した2名に先行されて、最終走者であるHさん(奥様)へバトンタッチ。

Hさん(奥様)も自分の持てる限りの力で走り抜ける。後から聞くとクリートキャッチに手間取ったとのアクシンデントもあったようだが、自分のペースをしっかりと守って垂れずに安定した走り。1周回目を無事に終え、2周回目もペースが落ちることなく、それでも全力で走って無事にゴール。

チームで走った4人がそれぞれ自分の力を出し合い、心のタスキを繋げて走ることが出来た。結果は15チーム中10位でだったけれど、日の丸の入ったジャージで走るという何とも言えない責任感というか、国の代表として走っているという気持ちになれた。チームで走ることは個人で走ることとは違う。ロードレースのアシスト的な役割と似ているのかも知れないが、皆あチームメイトのために走るというスタイル、これは非常に楽しい。

優勝は前日のタイムトライアルでも優勝した選手を要するスロバキアだったけれど段違いだった。

今回はYさんの奥様はレースには出場していなかったけど、日本国旗を持って精一杯応援をしてくれた。そしてそれがとても心強かった。今回は人を揃えるのに苦労したけど、来年同じチャンスがあれば、またチームを組んで是非参加したい。そしてもっと日本チームが出場できれば良いな。

今回はDef Japanのジャージをお借りして日本チームとして参戦

夜には今大会のセレモニーとタイムトライアル、チームリレイの表彰式があったので参加。やっぱり世界大会だけあって豪華だし、いつかはあの壇上に立てる日が来るよう頑張らねば。

優勝はスロバキアチーム。ダントツの強さでした。

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