Tour de Okinawa

ツール・ド・おきなわ2016 参戦記

本年度の集大成、そしてホビーレーサーの甲子園と称される「ツール・ド・おきなわ」が2016年11月13日に沖縄県北部で開催、市民レース210kmへ参加してきたのでその模様をお伝えしたい。

大会名称/リザルト

大会名: 第28回「ツール・ド・おきなわ2016」大会
レースカテゴリ: ロードレース
距離: 210km
クラス: 市民210km
コース:
順位: DNF
Time:
Top差:
平均速度:
 走行データ: Pioneer Cyclo Sphere

レースレポート


1年ぶりの沖縄へ

「ツール・ド・おきなわ」大会は以前から知ってはいたものの、「ホビーレースの甲子園」などと評されていたのもあり、出場するまでに自転車を初めてからある程度の年数が経っていた。初参加は2013年。実業団にも参加していないJCRCではDクラスの実力で市民レース210kmへ参加し、何とか無事に完走を果たした。翌年は実業団へ参加、場数も踏んで良い状態で臨めると思っていたが、直前のレースで落車し、鎖骨骨折のためDNSとなってしまった。そして去年はスタート直後にボトルを落とし、リアディレイラーのメカトラ、補給食を落とすというアクシデントにも関わらず、何とか完走を果たすことが出来たが、万全の状態でレースを走れたとは言えなかった。だからこそではないが、今年は過去最高の走り込みを行なってきたこともあり、目指すは過去最高のタイムと順位だ。

今回はチームメイトと一緒に行動。朝早くに羽田発、那覇行きの飛行機に乗り込み、現地でメンバー全員とレンタカーで会場となる名護へ向かった。まずは受付を済ませ、お昼時間ということもあったので、近くで有名な「宮里そば」で三枚そばを頂く。

沖縄に来たら必ず食べたい三枚そば

まだ時間は昼過ぎだ。当初は普久川ダムの登りでも試走しようかと思っていたが、車での移動時間を考えるとそれほど時間が取れないので、名護から動かずに市民50kmのコースを試走することとなった。実際に走り始めると横手に海を見ながら走ることができてサイクリングとしては最高のロケーション。今回の目的は、沖縄では確実に発生する落車に備え、要所の危険ポイントを見て回るというのが本来の目的。実際、本部半島では二車線から一車線になるポイントが落車ポイントだと感じた。50kmという距離でもあるので、ローテーションを行いながら走ると、2時間程度で名護まで帰ってくることが出来た。その後は、最近人気の民泊ということで、airbnbで手配した名護にあるアパートの1室へチェックイン。マンションの一部屋を貸し出しているようだが、内装も綺麗だし非常に居心地の良い宿った。

夕方になり、晩飯をAEONまで食べに行く。そのまま翌日の朝食等を買い込んで就寝となった。

終焉はあっという間に

朝4時に起床し。前日までにカーボローディングを行なっていたのもあり朝は軽め。

買い込んだグラノーラとヨーグルト、食パンに蜂蜜をたっぷり塗って早速と朝食を済ませる。

6時前には宿を後にして会場入り。比較的早かったおかげか、チームメイト全員大体同じ箇所で並ぶことが出来た。その後は、チャンピオンクラスや女子、50kmクラスのスタートを見送り、210kmのクラスのスタート時間の午前7:47分まで待機。

夜明けから整列する210kmの選手達

毎年恒例のシード選手に対するインタビュー等が終わり、号砲がなってレーススタート。

去年ボトルを落とした最初のコーナーは無事にクリア。大きな集団なので、カーブやちょっとした加減速でも声かけが必要だが、前方で走れていたこともあって比較的順調な出だしとなった。

本部半島は昨日試走し、危険箇所と判断した二車線から一車線への道幅が狭くなる箇所が一番落車が起こるだろうと判断し、それまでに前方の安全な位置にいることを念頭にして集団の中に埋もれて動けなくならないよう、位置どりしながら走る。それでもカラーコーンに当たって落車する人がいるなど、選手のレベルもかなりマチマチなので気を引き締めて走っていた。

今年はペース自体はそれほど速くもなく、4-5人の逃げがあるものの集団は順調に進んで行く。本部半島の危険ポイント前で、右から集団の先頭へ上がる。そのまま先頭へ出た際、逃げるつもりは無いものの、ペースが思ったよりも緩かったこと、可能な限り落車回避をしたくそのまま危険箇所を過ぎるまでは単独で飛び出すことに。それを見たチームメイトが即合流して一緒に危険ポイントを安全に通過することが出来た。当初の目的は果たした訳だが、「このまま前の逃げまでブリッジをかける?」などと話をしながら、ペースをある程度維持して走っていると、前の逃げが視界に入る。ただし、後ろから来る集団とも差はほとんど開いておらず、「一旦集団内に戻ろうと」チームメイトと話をし、そのまま後続の集団へと位置を移した。

その後しばらく集団前方をキープし順調に走る。しかし、美ら海水族館近くの坂を越えた後の下り坂で悲劇は起こった。

今年は完走でこのゴールをくぐれなかったのが残念

緩い右カーブで集団20番手ぐらいの位置、右側の選手が落車。遠心力もあったのか、落車は右から左へと選手を巻き込んでいく。ブレーキを調節しながら、前方での落車をうまく立ち回って回避しようとしたが、横から突然足払いのように自転車をすくわれて、為す術もなく落車。後続の選手が突っ込んで来る。少し頭を打って前転した感じ。すぐ起き上がろうとするが、上から数人の選手と自転車が覆いかぶさっているので動けない。ようやくと動けるようになり外れたチェーンをはめて、飛んで行ったボトルを探し、落車で破裂した補給食の入ったフラスコのネトネトを感じながら再スタート。

落車そのものは下りだったこともあり、時速60km/h近く出ていた状況。身体的には肩、腿に少しかすり傷を確認したが、出ていた速度から考えると大分と軽い怪我で済んでいる模様。後から聞くとこの落車は計80名ほどが巻き込まれるという大きなものだった。(確かに道路を完全に塞いでいたし)

周りには誰もいない中、ひたすらペダルを踏む。ギアの変速がおかしい。見て見るとリアディレイラーのプーリーが明らかに曲がっておかしな方向を向いている。ディレイラーハンガーも曲がっているようだ。それでも「行けるところまで」と前から落ちて来る選手に「ローテ入れますか?」と尋ねながらもう集団が通り過ぎてかなり経っているであろう状況の中を進んで行く。

 

脚の合う選手がおらず、ほとんど単独TT状態。それでも後ろから3名の選手が追いついてきたので、このローテに入る。これまで何とか一緒に走ってきた選手は速度差があって、全員千切れていった。中々のハイペースだ。「ひょっとすると追いつけるかも?」という気持ちも芽生え、自分も辛いながらローテで回す。

終焉は突然訪れた。登りでギアを変速し、ダンシングした際にディレイラーが遂に折れた。ディレイラーはそのままホイールへ巻き込まれて走行不能な状態に。終わる時はこんなもんだろう。最寄りのポイントが近かったので、そこでDNF&落車の簡単な手当をしてもらい、収容バスを待つ。

あぐー豚のしゃぶしゃぶはとても美味しかった。

かなり長い時間を待って、遂にバスが来た。かなりの人数が乗っており、落車の大きさと影響を改めて認識することとなる。中には様々な大会で入賞、優勝して来た選手も含まれていた。それでも今年はオーストラリアで開催されたグランフォンドの世界大会を走った後だったこともあり、「まぁ、しょうがない」と気持ち的に割り切れたことは救いだったのかも。

名護に戻ってからは救護室で怪我の手当てを受け、その後は50kmに出場していたチームメイトと合流して一旦宿に戻ってシャワーを浴び、自転車をパッキングしてさっさとANAへ引き渡し。時間もだいぶと経っており、210kmの選手が続々とゴールしてくる。そして自分が見守る中、今回一緒に走ったチームメイト全員が完走を果たした。

夜は打ち上げで、地元のアグー豚のしゃぶしゃぶを頂く。お腹いっぱいで苦しい。

翌日も朝からA&Wでガッツリと朝食。那覇に移動してからは、国際通りをぶらぶらして、夜の便で無事に羽田へ。

バイク自体の損傷も確認、必要に応じて修理(最悪はフレーム買い直し?)も必要なのでしばらく自転車は乗れないのでオフ。。沖縄前のカーボローディング含めて太った(消費できなかったので)体を再度絞るべく暫くはスピンバイクで練習することになりそう。

ピックアップ記事

  1. 宮崎最南端の都井岬へ御崎馬に会いに行く
  2. 2017 UCI Gran Fondo World Championship参戦…
  3. ゴールデンウィークに東北を巡る旅@秋田&青森
  4. 2018 ツール・ド・ビンタン参戦記 2/2
  5. 2017 Spinneys Dubai 92 Cycle Challenge

関連記事

  1. Tour de Okinawa

    ツール・ド・おきなわ2013 参戦記 – レース編

    【レース情報&形式】大会  :第25回記念「ツール・ド・おきなわ2…

  2. Tour de Okinawa

    ツール・ド・おきなわ2015 参戦記

    本年度の集大成、そしてホビーレーサーの甲子園と称される「ツール・ド・お…

  3. Tour de Okinawa

    ツール・ド・おきなわ 2017

    2017年11月12日に開催された「ツール・ド・おきなわ」のレースレポ…

コメント

    • みきおじ
    • 2016年 11月 19日

    Snufkin 様

    ご無沙汰しております。
    ツールドおきなわお疲れ様でした。
    落車に巻き込まれてDNFとのことで残念な結果でしたが、
    大きな怪我とならなかったのは不幸中の幸いだと思います。
    過去20回以上参加している師匠がとんでもない集団落車が
    あったと言っておりました。Snufkin様が巻き込まれたのが
    まさにそれですよね。

    私も懲りずに鈍足超重量のままで今年も参加しました。
    市民140㎞です。今年は名護泊でしたので、Snufkin様の
    参加も名簿で確認していたので今年こそご挨拶したかったの
    ですが、お会いできずに残念です。

    それにしても今年は国際レースにまで走られてしまい、さらに
    雲のかなたの神々の世界に行かれてしまいましたね。

    今後も活躍を期待しており、ブログのレースレポートも楽しみに
    しておりますが、怪我なく自転車生活を楽しんで頂ければ幸甚です。

      • Snufkin
      • 2016年 11月 19日

      みきおじさん、

      どうもご無沙汰しております。落車の際には、右側で発生したものの、自転車をすくわれたのは左側からでした。その後は、後続車に轢かれて、積み重なる自転車の下にいた感じですw
      過去自分が走った沖縄のレースでは最大級の落車だったと思います。

      怪我は大したことは無かったのですが、機材がダメになったのがDNFの要因なので、非常に残念でした。

      仕事もあるので、落車は極力避けるようレースでもこの一年はリスク回避で、勝負を敢えて捨てることが多かったのですが、今回は避けようが無かったですね。。。

      みきおじさんも名護に宿泊されていたとのことで、是非ともご挨拶できれば良かったのですが、こちらはまたの機会ですね。

      自分もそうですが、まずは楽しい自転車ライフが送れることが一番だと思いますので、今後とも肝に命じて楽しみたいですね。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

最近の記事

  1. 2018 JBCF宇都宮ロードレース
  2. 2018 JBCF宇都宮クリテリウム
  3. 3度目の秋葉街道縦断ライド
  4. ゴールデンウィークに東北を巡る旅@秋田&青森
  5. 2018 JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会 Day…
PAGE TOP