UCI Gran Fondo World Series

2017 Niseko Classic

先週末に開催されたニセコクラシックに3年連続で参加してきたのでレポート。

大会名称/リザルト

大会名: 第4回ニセコクラシック
レースカテゴリ: グランフォンド
距離: 140km
クラス: 40~44(年齢別)
コース: Course Map

順位: 60位(総合)、12位(年齢別)
Time: 4:05’03”
Top差: +25’57”
平均速度: 33.29km/h
走行データ: Pioneer Cyclo Sphere

レースレポート

昨年度から、UCIグラン・フォンド・ワールドシリーズ(UGFWS)の予選大会となったニセコクラシック、上位25%に入った選手だけが参加できるワールドチャンピオンシップへの切符を目指して今年も参戦。

海鮮丼は新鮮だった

本当は3月に開催された、ツール・ド・ビンタンでワールドチャンピオンシップへの切符を手にしたかったのだが、パンクでギリギリ25%以内を逃してしまったので、ニセコクラシックでは何としても上位に入る必要があった。予選大会では競技者が8つの年齢別カテゴリーに分けられているが、今年も自分は40-44の区分での出走である。

7月8日土曜の朝、羽田空港を朝早く出発する便に乗るために同レースに参加する他チーム員と空港で待ち合わせして北海道へ。

千歳でレンタカーを借り、現地到着後に木ニセコへチェックイン。今回は早々に受付を済ませ、初めて参加するメンバーもいるので車でコースを下見、夕食は倶知安で海鮮丼を頂き、翌日の準備をして夜10時前には就寝。

朝4時前に起床し、ダイニングへ朝食へ。一番乗りだったが、開店後には凄い行列が出来ていた。前々日ぐらいからカーボローディングということで、沢山食べていたので本当はそこまで食べる必要は無かったのだが、美味しい食事を目の当たりにしてやっぱり沢山食べてしまった。今年の参加者は881人がエントリーし、前年比で28%増。海外からのエントリー数は93人(16カ国)と全体エントリーの10%を占めているそうだ。スターターリストを見ても、ツール・ド・沖縄の上位常連メンバー、優勝者、全日本選手権完走者などホビーレーサーの甲子園と呼ばれる沖縄よりもメンバーが濃いのでは?と思えるような豪華な顔ぶれだった。

準備を行い、集合場所へ向かう。暫くは知り合いと談笑するなどしていたが、その後開会式、そしてスタートとなる。

雲海が美しい羊蹄山。いよいよレースが始まる。

レース序盤は苦しい展開

今年は年齢区分毎では無いが、3つのカテゴリに分けてのスタートで混乱を避ける動きがあった。さすがに140kmエントリー者全員が一緒にスタートは無理があるし、比較的上手く行った形では無いだろうか。自身は35-39歳の後からスタートになったが、4kmほどあるパレード走行時に比較的前の方に移動できた。

リアルスタートとなり、集団前方で無難にスタート。その後、前にスタートした34際以下のグループとドッキングするが、ここで集団の中盤ぐらいまで落ちてしまっていたようだ。今回の作戦としては、パノラマラインのヒルクライムで先頭集団から零れ落ちて、脚の合うメンバーで完走、上位25%以内を目指すことだった。でも蓋を開けてみると35km地点までのアップダウン途中でいつの間にか先頭集団から落ちてしまっており、作戦は早速崩壊。脚を使ってでも前にいるべきだったのだが、ベストコンディションから5kg以上も重い体は自分の意思とは裏腹に動いてくれず。当然これまでのレースよりもハイペースであったのは事実だろうが・・・・

パノラマラインまでのアップダウン区間で千切れ、その辺にいたライダーと何となくな集団を形成して走る。20km地点手前の一番要注意な下り坂(時速80km/h以上でる危険箇所)では絶対に集団の中で落車だけはしないように心掛けていたのだが、千切れて走るはめになったので、比較的自由なラインで安全に下ることができた。それでも落車があったので、道脇に数台の自転車と人が倒れている状況を見て無事であることを願いつつ先へと進む。

調子の出てきた中盤

パノラマラインに入る頃には10人以下の小集団となっていた。この中では一人だけヒルクライムに強そうな選手がおり、途中で単独で抜け出てそのまま頂上へ向かって行った。自分はある程度脚の合うであろうメンバーとローテーションしながら先へと進む。ペースはまぁまぁだったが、先頭集団とはすでに5分差が付いていると聞かされた。KOMを超え、下りに入る頃には集団は4人ぐらいになっていた。。。パノラマラインというだけあって、下りながらの景色は凄く良い。そしてカーブ3つぐらい先に大きな集団が走っているのを見つけたので、そのグループに平地区間で追いつくことを目指して走ることに。

長いパノラマラインの下りを終え、平坦区間に入る。メンバーは5人前後でローテーションしながら比較的高速に走っていく。途中で補給のボトルをもらう頃には前には集団が見えており、程なくして追いつくことができた。この中には知り合いも多数おり、第3集団ぐらいかなと思っていたら、もっと後ろの集団だったw

集団の速度は遅く、サイクリングモード。脚を休めるには良いのだが、あまりにもペースが遅いので先頭を牽く際には少し速度を上げてみるが、ローテーションの途中でやっぱり遅くなる模様。それならばと少し飛び出してみるも誰も追ってこない。逃げるつもりでは無いし、ここで無駄に体力を使ってもしょうがないので集団に戻って走ることに。そんな状態で105km地点から始まる登りへ突入。

作戦が的中した終盤

登りに入ると集団は崩壊。先頭付近は脚の残っている選手で固められていたようだが、飛び出しはあるもののペースで走れば追いつくという流れだった。この坂は途中で平坦区間を挟むものの10km以上あるので中々脚が削られていく。自分自身もふくらはぎが攣って少しペースを抑えたりしながらの走行。そんな中、2名のエスケープが発生し、それを追うことに。長い登りの中で、2名との差が少し開き、その後の下りでも中々詰まらず。結果的には前の2名から1名がさらに抜け出ていたが、もう1名は125km地点から始まる坂で吸収。ただし、その頃には自分と一緒に走っていた選手も千切れて単独での追いつき、追い越しとなった。

残りは5km程であるが、追い抜いた選手は疲労困憊のようで自分に付ききれず。単独ではあるが、自分にはまだまだ踏んで走れる余力がある。他年齢カテゴリの選手を多く抜かして、個人TTモードで距離を縮めていく。残り1kmを過ぎて最後の坂へ突入。前にはおなじ年齢区分の選手はいないようなので、ペースで淡々と登り、自動車からのビデオかカメラ撮影が見えたので、ダンシングしながら無事にゴールすることが出来た。

今年も25%以内の証であるメダルゲット

結果としてはTOPとは25分差という状況だったが、無事に年齢区分で25%以内(今回自分の年齢区分では上位20名までだった)に入ることが出来て、目標であった世界選手権への切符を手に入れることが出来た。特にレースを振り返ると上位25%以内を目標としていたので、それを達成できるように無理なペースで体力がなくなることだけを気をつけていた。体重増が大きく響いてしまったが、これまでの経験から最初から無理するより最後まで持つペースを心掛けて走ることで前から落ちる選手を抜かすことはあっても、自分が失速して抜かされることは終盤はなかったので、作戦的には成功かなと。北海道が猛暑日だったこともあり、前半で頑張り過ぎたり、水分補給などが上手く行かなかった選手も多くいたのではないだろうか? そんな中、補給はMag Onジェルを数個、エナジーバー1個で走りきれたのはカーボローディングのおかげ?かも。何れにしても444名が出走し、337人が完走なので100名以上の選手がDNFというレースだった。去年よりも優勝タイムが20分以上速く、今回の参加者のレベルの高さを知る機会となった。

札幌でジンギスカン

たらふく食べたジンギスカン

レース後は帰り支度をし、温泉で少しゆっくりしてから会場でメダルと完走書をもらう。実はビンタンのレースではパンクで順位を落として25%には入れなかったが、ギリギリ入れなかったぐらいなので、UCIからは不参加の選手もおり、繰り上げで参加可能なので申し込みを待ってますというメールがレース前日に届いていた。ニセコで25%以内に絶対に入らないといけないという事態ではなくなったが、それでも自身の力で掴み取りたい気持ちも強く、それが出来てホッとしたというのも本音。ともかくフランスのアルビで開催される8月の世界選手権へ出場できることが出来てまずは今年の第一目標達成。昨年パースで開催されたレースでは他国で走るレースの面白さなども十分に味わえたので、今年も楽しみ。また昨年度は各選手がバラバラにジャージを用意していた(他国はレプリカのナショナルジャージが多い)が、今年はそれを危惧したハムスタースピンの福田さんが日本選手向けのジャージを用意してくださり、お揃いのジャージで行くことができそうなので、8月のレースを楽しめるよう残りの期間でなんとか体重を落としたい。

さて、レース後は知り合いと札幌に移動してジンギスカンを頂いた。上質なラム肉をこれでもかと沢山いただき、レースや他の話題で楽しく過ごすことができた。千歳発の最終便は西日本の悪天候で遅れて羽田には0時半到着。タクシーで帰路について短くも長いニセコクラシックも無事に終焉。来年も楽しみだ。

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