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2018 ツール・ド・ビンタン参戦記 1/2

リベンジへ

今年イタリアノバレーゼで開催される、UCI Gran Fondo World Championshipの予選大会に位置付けられている「ツール・ド・ビンタン」へ参加してきた。世界大会への切符は昨年12月に開催されたドバイでのレースで獲得していたが、その時点で既に今大会を申し込んでいたこと、海外のレースは中々経験できないし、何より昨年はパンクや落車で不完全燃焼に終わった大会なので今回は万全で走り切りたいという思いがあった。今回もタイムトライアル以外のグランフォンドクラシックとセンチュリーライドの2日間のレースへ参加。

大会名称/リザルト

大会名: Tour de Bintan 2018
レースカテゴリ: Gran Fondo Classic
距離: 144km
クラス: 40~44(年齢別)
コース: Course Map

順位: 9位(101人中)
Time: 03:42:42.02
Top差: 00:00:11.61
平均速度: 38.8 km/h
走行データ:

3月22日(木)の仕事を終え、足早に羽田空港へと移動。今年も深夜0時過発のシンガポール行きの便でインドネシアへと向かう。シンガポールのチャンギ空港でチームメイトと合流し、フェリーターミナルへタクシーで移動、フェリーのチェックインを行うが去年と同様に激混みで結構時間を要して、チェックイン後に出国審査を済ませると既にフェリーへの搭乗が開始される直前だった。

去年は往路のフェリーが激揺れで多数の乗客が吐くという悲惨な状況だったが、今回はそれほど揺れずに1時間程度でインドネシアのビンタン島へ到着。ここでまた長い入国審査を終え、ホテルの送迎バスに乗ってまずはホテルへと向かう。昨年はBintan Lagoon Resortへ宿泊したが、今回はGrand Lagoi Hotelへ宿泊。どちらも大会のオフィシャルホテルなので、フェリーからホテル、ホテルからレース会場への自転車搬送やシャトルなどのサービスがあるので、オフィスシャルホテルに泊まる方が良いだろう。余談だが、Grand Lagoi Hotelは初日のタイムトライアルのスタート会場横にあり、Plaza Lagoiというショッピングモール(ただし入居しているテナントは少ない)や現地価格で食べれるレストランがあること、何より出来てまだそれほど立っていないので部屋もホテルも綺麗だ。ホテル以外どこにも移動できないBintan Lagoon Resortよりは遥かに良いという感想だ。初日はホテルで昼食を取り、チェックイン後に試走がてら自転車で受付会場まで移動。その後は受付を済ませて、タイムトライアルを少し観戦し、ビーチ近くの現地レストランでたくさん食べて翌日のレースに備えた。

 

レースレポート

スタート直前

朝4時半起床。5時から朝食を摂って6時過ぎに12-3km程離れたスタート地点へと自走で移動。ホテルから会場まではそれなりにアップダウンもあったが、良いウォームアップに。スタート地点で他の日本人参加選手らと談笑したり、会場の写真を撮ったり、何故かインタビューを受けて答えたりと時間が過ぎていく。ビンタンのレースは年齢別の時差スタートなので、同じクラスの年代と一緒にスタート。日本のニセコクラシックなどは年齢関係なくスタート時間は一緒だが、どちらが良いかというのはないかな。朝8:00のスタート時間が近づき、スタート地点へと移動する。今回は一番前の真ん中をゲットした。目の前では子供達が来賓に対してダンスを披露している。1分前になりカウンタダウンが始まる。最初はパレード区間なのだが、良い意味でレース前の緊張が心地良かった。スタート直後、先頭にいたこともありリアルスタート、それ以降も暫くは自分が先頭固定状況で走る。このまま走ってもと先頭を譲って暫くすると、1人の選手がアタックして単独で逃げ。集団は全く追う様子も無く、昨日のタイムトライアルで優勝し、イエロージャージを着ている選手も集団内で走っている。ペースはそれほど早くは無いし、自分は既に世界大会への切符も手に入れており、順位に拘る必要も無いので、同じく日本から参加している選手に、「お試しでアタックしてきますー」と話をして集団から抜け出し、15−6km地点から先に逃げた選手へのブリッジを試みる。

一人の選手が自分の逃げに反応して追ってきたが、他はそのまま自分達を放置。そのままスピードを殺さずに進むと集団はやがて見えなくなった。追ってきた選手とローテをしながら進むが、巡航速度が合わずに基本的には自分が1人で牽くことが多かった。前の逃げはまだ全然見えないが、1人で逃げているのでやがて追いつくだろう。32km地点のスプリントポイントも近づいた時、ようやくと前が見えたが中々追いつかず、結局はスプリントポイント争いで逃げ切られて前の逃げと合流。一緒に走ってきた選手は逆に自分のペースアップでいなくなってしまったようだ。

 

沿道には子供達がたくさん応援に駆けつけた

海岸線沿いに入るとメイン集団が追いついてきて吸収される。一度逃げていることもあり、暫くは集団内で大人しく走る。所々にある集落では子供達がハイタッチとボトルを要求してくるが、旗を振っての応援などはビンタンならではだとも思うし、やっぱり観客が応援してくれるのはとても嬉しい。所々でペースアップがあるものの、特に大きな動きもなく集団は進む。80km過ぎで一度アタックをかけるも直ぐにチェックが入ったので戻る。その後はも緩やかなアップダウンが続くコースに入るもペースが上がらずに再度逃げてみるが今度は1人で抜け出せたようだ。ただ、5km程度で結局吸収されて集団内に。これ以上無駄足を使ったら最後くるであろうペースアップには耐えられないのは目に見えてるので、後は集団前方をキープしながら、アタックなどに備えてゴールを目指す。

 

去年パンクしてしまった場所を超えて、いよいよゴールまでのアップダウンが続く区間へと突入。残り15km地点では強烈なペースアップでリーダージャージを含む逃げが発生。必死に追うもこれまで大きな塊だった集団は崩壊し、自分を含む10名程度の集団が第2集団で前の逃げを追う。目に見える範囲、残り2-3km地点ではいよいよ追いつくかという所まで行ったが、牽く選手がおらず再度逃げが離れてしまい、結果としてはリーダジャージを含む2選手が逃げ切った。

自分は3位争いのスプリントとなったが、スプリント自体がそもそも苦手なので、結局集団最後方の9位に沈んでゴール。それでも何とか一桁リザルトと一応世界選手権への切符をここでも獲得することができた。

ラゴイベイ

ゴール後は同じくレースを終えた日本人選手達と談笑したり、現地で振舞われる食事を頂いて暫く過ごす。とにかく暑くて喉が乾くのでポカリスエットを沢山もらった。その後は再度自走でホテルまで戻るのだが、翌日もレースということもありクルクルと軽いギアで回しながら帰ったので、かなり時間がかかった。

ホテルに戻り、屋上のプールで涼む。ストレッチなど体のケアをしていたら時間はあっという間に経って、夜はまた近くのフードコートで食事をして翌朝に備えて就寝。1日レースを走るだけでも疲労が溜まるのに、翌日も淡々とレースをこなせるツールに出るようなプロ選手は本当に凄いと改めて思った。

 

車載動画

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