Trip Ride

ゴールデンウィークに東北を巡る旅@秋田&青森

今年のゴールデンウィークは実家に帰らないこともあり、久しぶりに自由だったので今までに行ったことのなかった東北を自転車で巡る旅に出ることに。旅の拠点は秋田空港とし、ここへ飛行機輪行して荷物を預けて各地を巡ることにした。本当はこの時期、東北は桜が満開なはずだったのだが、今年は早咲きで既に葉桜。中々難しい。。。

準備編

4月30日から5月3日までの3泊4日の旅なので、旅程と持ち物などの準備は大事。ここでは自分自身のTipsとして何を持って行ったか、ルートなどを紹介したいと思う。

ルート

今回のルートは秋田空港を拠点として3泊4日で以下の行程とした。本当は秋田角館の武家屋敷と青森は弘前城で満開の桜を見ることを楽しみにコース自体は反時計回りで組んでいたのだが、既に今年は散ってしまったとのことで、それならばと反転して時計回りでのルートにした。秋田空港を出発し、寒風山、男鹿半島を巡って能代で1泊。2日目は五能線沿いの海岸沿いを北上し、白神山地の青池、鯵ヶ沢でイカ焼きを食べて弘前で宿泊。3日目は弘前から十和田湖を巡って八幡平にほど近い、湯瀬温泉へ。最終日の4日目は八幡平へ向かう峠を超えて、玉川温泉を抜けて田沢湖、角館の武家屋敷経由で秋田空港という総距離にして570km少しのライドだ。

持ち物

今回のライドで持参したもの一覧。なお飛行機輪行用のバッグと大きな工具類は秋田空港のコインロッカーに預けたのでここでは省く。秋田空港では長期間コインロッカーを利用する場合、近くの案内所にその旨を伝えることで勝手に開けずに待ってもらえる。今回のライドは最新の天気予報で雨に当る可能性があったこと、山間部を走ることもあって敢えて冬に着るサイクルジャケットを1枚持参した。また雨風用にレインウェアと兼ねて評判の高いゴアのレインウェアも持参。ちなみに以下のものを詰め込んでもバッグにはまだまだ余裕があった。

バッグ シマノのH24バックパック
服、ウエア
    • 上下のサイクルジャージ×1(基本日中着ている)
    • 冬用のサイクルジャケット×1(寒い時とライド後のジャケット代わり)
    • 長袖のインナー×1
    • 長ズボンのトレーニングウェア×1
    • 下着×2
    • 靴下×2
    • GORE® C5 GORE-TEX® SHAKEDRY™ 1985 Jacket×1
    • レッグウォーマー×1set
    • 長指グローブ×1set
    • タオル×1 (日帰り温泉など色々と重宝する)
 工具類
  • パンク修理キット
  • チューブ
  • 簡易工具
  • 携帯空気入れ
 その他
  • モバイルバッテリー
  • iPhone
  • 各種ケーブル類(サイコン、携帯、SRAM eTAP用など)

Day1 – 秋田空港〜能代 (約160km)

朝8時前の飛行機で羽田から秋田空港までは1時間。早く買えば片道1万円以下と新幹線よりもかなりお得。空港に下り立ち、ちょっとしたスペースで自転車を組み立ててコインロッカーに飛行機用の輪行袋を預け、いざ出発と思ったら、スキュワーの留め具のネジが舐めてしっかりと固定できない。まず目指すは秋田市内を通って男鹿半島にある寒風山だったのだが先に自転車屋さんに行かねばならない。事前に今回のルートをサイコンに設定してたので、地図に従うと早速と自動車専用道路だったことが判明。近くの一般道を走って秋田市内を目指す。

秋田空港ではなまはげがお出迎え

程なく国道に出て秋田市内へ到着。ここでサイクルベースあさひに立ち寄って無事にスキュワーの留め具をゲットしてしっかりとホイールを嵌めてようやくとちゃんとしたスタートが切れた。秋田市内の「道の駅 あきた港」を横目に男鹿半島へ向かって北上開始。県道56号線を走り、途中から舟川街道と呼ばれる国道101号線と合流し、そのまま街道を進む。この辺は追い風だったこともありかなり快調に進むことができた。途中で大きななまはげの像を見たりしながら、男鹿半島へ突入。いざ寒風山の頂上を目指してヒルクライム開始。

男鹿半島へ向かう際に見れる巨大なまはげ

寒風山を登り始めて思ったのが、結構斜度がある場所も多いということだ。レースでは無いのでゆっくりと登ったが、それでもインナーローじゃ無いとキツイような箇所が結構あった。寒風山は途中までは木々が生えているが、一定の標高以上は芝生?がメインで周りには何も無い山である。このため自転車で走りながら下界に広がる景色を堪能して走ることができた。頂上にはレストハウス的な場所があり、ほぼ360度のパノラマを楽しむことが出来る。秋田市内、男鹿半島、八郎潟、そして能代へ向かう海岸線に聳え立つ風車など景色はとても良かった。

寒風山から秋田市内方面を望む

寒風山を後にして、一気に下って男鹿半島周遊へと向かう。時間も丁度昼時だったので、男鹿海鮮市場にある食堂で鮭いくら丼を頂く。その後はひたすら海岸線を走ってまずは有名なゴジラ岩のポイントへ。ここは灯台の方へ歩いて行かないとゴジラの形をした岩が見れないので、テクテクと歩いて見学。次に目指すのが入道埼灯台だが、ここまで行くのに結構アップダウンもあった。特に一度登ってから海に向かってのダウンヒルは景色も良く気持ち良かった。

ゴジラ岩

入道埼に到着した際には天気が少し曇り気味で肌寒さを感じる。並んでいる商店で団子を買って補給。北緯40度線が通っているようで結構寒いのに観光客もいたようだ。入道埼灯台の後は能代まで一気に走りきる。海岸線を走った後は再び国道101号線に出てひたすら北上。追い風にも助けられ、一気に能代まで走りきった。

入道埼灯台

宿はルートイン能代に宿泊。自転車はロビーの見えるところに置かせてもらい、ビジネスホテルには珍しい大浴場で疲れを癒し、近くのはま寿司で夕食。ホテルに帰ってからはコインランドリーで洗濯、スーパーで買ったビールとおつまみを食べて就寝。中々出だしの良い1日目だった。

Day2 – 能代〜弘前(約150km)

2日目の朝、ホテルの食事が6:30からなのでその時間から朝食を頂く。結構朝一番なのに人が多かった。。その後は着替えたりと準備をして弘前に向けて出発。ここ能代と青森県五所川原市を結ぶ国道101号線は、通称”大間越街道”と呼ばれており、JRの五能線と並走しており、特に青森県の鯵ヶ沢までは海岸線近くに位置していることからドライブなどでも人気が高い道路だ。

海岸線を進む

最初の目的地は白神山地の一角で、津軽国定公園内にある十二湖とその中でも特に有名な青池。能代を出発してから暫くは少し内陸部を走るのだが、その後いよいよと海岸線に出てくると景色がとても美しい。あいにく天気だけが曇りだったので、青い空と海といったコントラストを楽しむことは出来なかったが、それでも十分に変化に富む海岸線を眺めながらのライドは気持ち良いものだった。途中道の駅などでトイレ休憩をしながら、青池に一番近い駅、「十二湖」近辺まで到着してからは思った以上のヒルクライムで湖を目指すことに。最初こそ勾配がそれほどキツくはない坂道だったが、進むにつれて結構な激坂が待ち構えていた。それほど距離が長くないので、無難にこなして十二湖に到着。ここでは特筆して何かを見るという感じでもなかったので、そのまま進んで青池方面へ。

青池

青池には歩いてしかいけないので、最寄りのお店に自転車を置いてテクテクと歩いて見学へ。写真で見ると小さな池という印象だけだったが、実際に見てみるとその青さと透き通った水に感動。写真に撮るとイマイチなのが残念だ。青池見学後は最寄りのお店で小休憩し、次の目的地である鯵ヶ沢を目指してまた走り出す。鯵ヶ沢へ行くまでは不老ふ死温泉など結構な有名どころもあるのだが、温泉に入る訳でもないのでパスして進む。

千畳敷

千畳敷で少し休憩して鯵ヶ沢へ到着後は有名な「イカ焼き」を食べにいく。今回は「いかやの由利」でイカ焼きを食したが、サイズが色々とあるようで値段も違う。焼きたてのイカをマヨネーズにつけて食べているとお酒が欲しくなってきた。

いかやの由利」でイカ焼き

鯵ヶ沢を後にして弘前へと向かう途中、信号の向こうに人だかりがあるので行ってみると、ぶさかわ犬として一世を風靡した秋田犬の「わさお」が飼育されている菊谷商店だった。ちなみにわさおの他にも2頭の犬が飼われていた。

わさおの家

鯵ヶ沢から弘前へは県道31号線をメインとした道を進む。途中で林檎畑の間を走ることもあり、いかにも青森らしい風景を味わうことができた。弘前が近づくとようやくと晴れ間が。それでも厚い雲に覆われて岩木山を拝むことはできなかった。弘前に到着すると既に桜は散っていたが、まだ桜祭り期間中ということもあって多くの観光客が訪れていた。本当は弘前城も行ってみたかったが、桜も散っており時間も夕方でそれほど無いので今回は見送り。そのまま駅前にある東横インにチェックイン、明日のライドへ備えて早めの晩御飯を頂いてさっさと就寝。

津軽藩ねぷた村

Day3 – 弘前〜湯瀬(約125km)

3日目は弘前から湯瀬までのコースだが、設定した中では一番距離は短い。ただ、十和田湖経由で向かうことから登りが多いと予想して敢えて短く設定した。出発から国道268号線沿いに走って途中から国道102号線で黒石市を目指す。ここまでの道路は雪が多く降る青森とは思えないほど広く、整備されて走りやすかった。国道102号線はそのまま十和田湖まで繋がっているので道に迷う心配もなく、快適に走る事が出来た。黒石温泉郷を抜けると虹の湖へ向けてのちょっとした登りが始まった。トンネルを潜ってダムの上までやってくると、快適な道路をそのまま進んで「道の駅虹の湖」で休憩。ここではまだ散る前の桜を見る事が出来た。ここの売店で売っていた、”虹の湖もちもちドーナツ”がやたらと美味しくて最初は1個頼んだのに、気づけばもう1個頼んでしまっていた。。。。

ハマった虹の湖もちもちドーナツ

虹の胡をを後にして、向かうはいよいよ十和田湖。国道102号線は十和田道とも呼ばれているのだが、途中でいかにも日本の田舎の風景に桜というポイントもあって道中は周りの景色に癒されながら走る。

まだ桜が咲いている十和田湖への道のり

徐々に標高が上がってくると、峠道っぽくなってきた。周りにはまだ積雪が残っており、標高があがるにつれて当然だが雪の量も増えてきた。程なくして滝ノ沢峠に到着するがガスでカルデラの湖が全く見えない。しょうがないので、そのまま十和田湖を時計回りの形で進むとまだまだヒルクライムが続く。勾配もそこそこあって、雪の量もだいぶと増えてまさに雪壁が出来てくる。ゆっくりと走っていたのもあるが、結構な時間をかけてようやくと最高地点(1,011m)である御鼻部山展望台へ到着。ここでもガスで湖が見れないのが残念だった。

御鼻部山はまだ雪が残っていた

ここからはダウンヒルで一気に下って、子の口へ。ここは奥入瀬渓谷への入り口なのだが、今回はそちらへは行かずに湖を時計回りに走ると乙女の像で有名な休屋へ到着。ここは結構ホテルやお土産屋さんも多くて賑わっていた。少し歩いて乙女の像を見学し、せっかくなのできりたんぽを食べて休憩する。天気だけはどうしようもないが、もう少し晴れていると嬉しかったかな。。。

乙女の像

休屋からは発荷峠展望台を抜けて国道103号線沿いに大湯方面へとダウンヒル。この辺は道があまり良くなかったが、追い風もあって楽に道の駅大湯に到着。この道の駅だが、木造りで中に入ると木の香りがしてとても心地良かった。入らなかったが足湯もあったり、スペシャルなハンバーガーを売っているカフェがあったりとそこそこ充実している感じがした。

木の香りが心地よい、道の駅大湯

大湯からはいよいよ目的地である湯瀬まで一気に走る。基本は下り基調なのだが、アップダウンや強風もあって中々進まないが、なんとか17時過ぎに到着。湯瀬近辺は山中にある温泉地ということもあって夕食、朝食付きの部屋を予約し、今回の旅では一番贅沢。到着直後にまずは温泉で疲れを癒し、バイキング形式の夕食で秋田県の様々な食を堪能。その後はまた温泉に入ったり、おつまみを買って部屋で日本酒で一杯して床に就いた。

宿泊した湯瀬ホテルの和室

秋田のご当地グルメを全部頂きました。

Day4 – 湯瀬〜秋田空港(約144km)

4日目最終日。天気予報で予想はしていたものの、朝から結構な雨で憂鬱。ホテルは朝食もバイキング形式で思う存分食べる。貧乏性なのかこのような機会を逃すまいとついつい色々と食べてしまう。今日は国道341号線を通って八幡平、玉川温泉などを通り宝泉湖、田沢湖経由で武家屋敷で有名な角館を訪れ、秋田空港へと戻る約144kmのルート。出発する際に、雨が降ると予想して持ってきていたゴア社製のシェイクドライジャケットを着て走り出す。思った通り雨を弾いてかなり良い感じ。そのまま341号線に入り、八幡神社を超えていよいよ八幡平へと続く峠道へ入るがここからが地獄。

八幡神社と桜

高度が上がるにつれてガスというか雲の中に入ると気温がグッと下がった。八幡平アスピーテラインとの分かれ道を越えると、周りもどんどんと雪景色になってまさに寒さのオンパレード状態。標高も1,000m近くになり玉川温泉を抜ける頃には全身が濡れていた。ジャケットも既に水滴を弾かない?ような感じに。峠からいよいよと田沢湖へと向かう下りに入るのだが、全くもって寒さで指も体も動かない。そして寒すぎる。手の感覚を失くしながら、且つ雨で滑りやすいカーブなどは慎重に下っていく。雲を抜けてようやくと体感気温が上がったが、未だに雨が降っていて一度冷えた体は簡単には戻らない。途中で立ち寄った宝泉湖は乳白色で美しい湖なのだと思うが、今日は雨で台無し。

乳白色が綺麗な宝泉湖

寒さでじっとしているのは辛く、さっさと出発して後は強烈な南風(向かい風)で思うように進めないもどかしさもありながら、何とか田沢湖へと到着。湖の写真を撮って、たつこ像がある場所へと湖岸沿いを走る。たつこ像近辺は観光客が多かったが、ようやくと美しい田沢湖を眺めることが出来た。

たつこ像と田沢湖

その後は角館に向けて南下。到着後に武家屋敷が多く残るエリアに入り、自転車を押し歩きながら周りの景色や武家屋敷を見て回る。

角館の武家屋敷近辺

雨はほぼ上がったが、やはり寒くてしょうがないので秋田空港への帰り道に「角館温泉花葉館」に立ち寄って日帰り温泉で体を温め、だいぶと生き返った。ここで少し補給をして、後は国道46号線を一路秋田空港へ。アップダウンや向かい風に苦しむ時もあったが、夕方5時過ぎに無事に空港へ到着することが出来た。

その後、空港のコインロッカーに預けていた荷物を取り出し、飛行機輪行の準備、荷物を預けて小さい秋田空港内にあるレストランで補給という名の夕食。比内地鶏きりたんぽラーメンというのがあったので、こちらを頂いて20:10分発の便で羽田へフライト。こうして3泊4日間の自転車旅行は無事に終了した。

懐かしの釣りキチ三平@秋田空港

総括

ゴールデンウィークという長い休みを利用した今回の旅だが、順調に行ったこともあれば改善が必要なことも多かった。持って行った荷物は最小限ながら、これ以上は減らすことも難しかったのでしょうがないとは思うが、もっと楽して走るには大型のサドルバッグを活用すると良かったのかな?とも思う。後はやはり強雨になった際の防寒と防水をどのように徹底するかには課題が残ったかなと。実際の気温というよりは、雨に打たれたり、標高が高い場所を走った際の気温差やそれに順応する装備という点は次回に生かせればと思う。

後は1日に走る距離だが、観光するならもっと距離は短くても良かったかも知れない。1日100kmぐらいが観光と自転車で走るというバランスや宿泊地での洗濯や夕食を考えると一番良い距離なのかも。。にしても充実した旅になったことは間違いないし、次回は違うところを同じように巡ってみたい。

 

 

 

 

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