UCI Gran Fondo World Series

2019 ツール・ド・ブリスベン参戦記

本年度から新たにUCI Gran Fondo World Seriesに加わったツール・ド・ブリスベンが4月14日に開催されたので参加。レースレポートと今後オーストラリアのレースに参加する人のために少しTipsを残したいと思います。

大会名称/リザルト
大会名:Tour de Brisbane 2019
レースカテゴリ:Gran Fondo
距離:110km
クラス:40~44(年齢別)
順位:9位(94人中)
Time:2:56:25
Top差:+5:53
平均速度:37.4 km/h
Course Profile

レースレポート

4月12日に現地入りし、早速受付を済ませてゼッケンなどを受け取る。翌日はゴールドゴーストまでイージーライドをこなし、今回のコースで唯一の登りであるMt. Coothaの試走をこなして本番へと備えた。

ツール・ド・ブリスベンのスタート時間は結構早い。日本でいうとヒルクライムレースにありがちなのかも知れないが、朝6時にはスタート地点を起点に各カテゴリの整列が始まる。とは言っても日本のように我先に並ぶ選手はほとんどおらず、隊列が動き出すタイミングでようやくザワザワと集まる感じで正直レーススタート時間の30分前ぐらいに着けば十分という感じだった。

オーストラリアでのレースは2回目。過去はグランフォンドの世界大会がパースで開催された際に参加したのだが、大きいオージーの後ろは風も来ないのでとても楽だが、前も全く見えないという経験、下りがやたらと速いというイメージが残っている。

今回は場所も違うがやはり周りの選手は大きい。とは言ってもブリスベンは比較的移民も多いので、アジア系の選手も沢山見かけたのがパースとは違うところだろうか。

スタート時間は午前6時49分と記載されていたが、最初からレースが遅れていたので、スタートは10分程度遅れた感じ。最初はローリングということで先導車の後ろを走ってリアルスタートを待つ。今回のコースはブリスベン市内のど真ん中を走るということもあり、朝早くから周りから沢山の応援があったのも印象的だった。

スタートを待つ選手達

リアルスタート後、早速と速度が上がって中切れが発生する前に集団の前方へ移動。市内をクネクネと走るコース、車線毎に対向するところもあるので、コーンなどでコースがどこかを分かるように示しているのだろうが、分かりづらい。。なので最初は先頭に出ることなく、コースをしっかりと走れるよう集団の中で走って街の中心部を抜けるのを待つ。

ブリスベン川を渡ってMt. Coothaへ向かうのだが、普段は走行不可能な高速道路を封鎖した道を走ったり、ヘアピンをこなしたりと何だかんだと距離を稼ぎながら、ようやくとMt. Coothaの登りへ突入。獲得標高は250m程度しかないのだが、ここの登りは平均が10%以上勾配があるので結構キツイ。登りだしは勢いのあるオージーが先頭を走るが、直ぐに垂れてきてヒルクライムの強い選手達数名が抜け出す。自分もそこに付いて暫くは走ったのだが、先もあるので無理せずにドロップ。ある程度の距離を保ちながらKOM地点を5番手で通過して急勾配、カーブの続く下りへと入る。

下りでは一緒に走ったオージーがとても早くて置いていかれる。他カテゴリの選手も落ちてきたりするのだが、暫くは単独で走り下りきって暫く走った時点で後ろから来たメイン集団に吸収された。

その後は再度高速道路を走って市内へと戻り、今度はバス専用道路(一般車が入れない、バス専用の道路)を南へと進む。この辺は勾配こそ緩いのだが、ずっと登り基調だったのもあり、ここで誰かが上げたタイミングで自分も含めて約15名程度の選手が付いていくが後ろを見ると集団が割れた。

走っていて認識できたのが明らかに脚力が有り余っている選手が1名、登りだけ強い選手が1名、体が大きく、平地と下りが強い選手が1名だった。暫くは集団後方で休んでいたのだが、ローテーションに入らない選手を鼓舞するように先頭を牽いていた選手がわざと集団最後尾まで下りてきてハッパをかける。そこからローテが回り出すと後ろとの集団とはもう追いつけないぐらいの差に開く。

ブリスベン市内を抜けて郊外の長閑なアップダウンへ入る。ここを走っていて一番驚いたのが、一度下りでカンガルーが飛び出してきてことだ。市内から少し離れた雑木林の辺りで野生のカンガルーがいるとは思いもしなかった。。

度重なるアップダウンで脚を削られていく選手も多く、最終的には7名になる。一部勾配がキツイ場所もあるがダンシングなどでこなしていよいよ残り20kmを切るとようやくと下り基調の道になり一路市内へと戻っていく。

往路でも通ったバスレーン専用の道路を走り、残り5kmを切るとアタックが始まるなど集団も少し活性化。ただ、ここまで残っているメンツなので千切れる選手はいなかった。残り2km、1kmと進みいよいよと最後のスプリトを意識するが、残り500m近くでカーブがあり、そこで飛び出した選手をまくって先頭へと躍り出る。カーブを曲がって直後には右折と直進のどちらも道路が空いている状況でどっちに走って良いのかが分からない状況に。速度的に直進せざるをえない感じだったが、誰かが「どっちだ」と叫ぶと観客かオフィシャルのスタッフが右折だと言う。ここで直進していた自分と後ろにいた選手は完全にコースミス。

無理くり右折して建て直した時には集団には追いつけない距離に置かれて結局は7名の集団の最後で10秒程度遅れてゴールすることになった。

ゴール地点では多くの方が応援してくれる

逃げを吸収して7位だとばっかり思っていて、スプリントに参加できなかったこと自体を不満にも思っていたのだが、公式リザルトを見ると9位だった。よくよく見ると何と2名の逃げがおり、彼らが5分程度先にゴールしているのが判明。そう言えば最初の登りでやたらとゼッケン番号の高い選手が複数名いたと思ったのだが、彼らが同じカテゴリという認識がなかった。ここで抜け出た選手が最後まで逃げ切ったのだろう。なので集団は3位争いだったので結果的にはスプリントに参加できなくても良かったなと。。。

ともかく今年2回目のUCI Gran Fondo World Seriesは9位とシングルリザルトを残すことができて、この大会でも世界大会へのQualificationをゲットすることができた。ビンタンも9位、今回も9位と何かしら縁があるような気がしてならないが・・・・ 次はニセコなのでここで頑張りたいところである。

レース後はオージービーフ満喫

レース終了後、同一カテゴリで走った複数名の選手と雑談後、ホテルへと戻ってシャワーを浴びてチェックアウト、空港へ向かってバタバタとシドニー経由のフライトで帰国。アクセスはビンタンよりは時間がかかるが、時差もほとんどないし、何より街の中心でのレースなので娯楽も多い。来年開催されたらまた来たい大会だと感じた。

お洒落な完走メダル

番外編1:ゴールドコーストへ

ブリスベンは有名なゴールドコースとから約100kmしか離れていない。レースの前日にはゴールドコーストまで走ったのだが、こちらは市内は結構自転車道が整備されているので、車とは切り離された自転車道で安全に走ることが出来る。

ブリスベンのサウスバンク

今回もゴールドコーストへ向かうにあたり、高速道路と並行して伸びているサイクリングロードなどを中心に走った。案内図は結構微妙だが、こうしてサイクリングロードが整備されていることは日本とは異なる事情であることは間違いない。

ゴールドコーストへ向かう際に注意しないといけないポイントもあるのだが、結構空気が乾燥しているので補給用のボトルは2本必要だった。自分は1本しか持って行かずに途中でボトルのドリンクが底をついて、最寄りで見つけたショッピングモールに駆け込む羽目になったが。。。

ゴールドコーストまではアップダウンがあるものの、ある程度ロードバイクに乗っている方ならそれほど敷居は高くはない。ゴールドコーストでは海岸沿いを自転車道があるので、そこを走れば海岸線沿いの様々な風景や高層ビルなどを眺めて走ることができるのでおすすめ。今回は天気が少し良くなかったが、せっかくブリスベンまで来たのであれば時間の許す限り是非チャレンジして見て欲しい。

後、オーストラリアの電車は平日のラッシュアワー以外は自転車をそのまま乗せることが出来る。今回はゴールドコーストまで自走し、そこから輪行ということで自転車を電車に乗せてブリスベンまで帰ってきた。

自転車はそのまま輪行できる

またGo Cardと言うカードを使えば割引が凄くあるのでかなりお得である。今後参加を考えている方がいれば是非輪行とGo Cardは覚えてくと良いだろう。

番外編2:ブリスベンまで

さて、今回オーストラリアのブリスベンまで遠征したのだが、実質自分は木曜日の仕事が終わって深夜便でシドニーへ向かい、そこから トランジットしてブリスベン入りした。帰りは日曜のレース後にブリスベンからシドニー経由でこれまた深夜便で東京へと戻ったので朝5時半着でそのまま帰宅後に朝9時から会社に出社。簡単にいうと有給1日取ればール・ド・ブリスベンには参加できるよ!と言うことだ。ブリスベンにはQuntasが直行便があるのだが成田空港起点なので、トランジットありきでも羽田の方が楽な方はシドニー乗り換えが良いだろう。

ただ、シドニーからブリスベンを結ぶVirgin Australia航空はしっかりしているが、機材がいわゆるLCCと同様に使い回しなので万が一到着が遅れるとその次の便まで延々と影響を受けるので、可能であればレース前々日ぐらいには現地入りできると良いかも知れない。

ブリスベンの交通機関として空港から市内まではUberやTaxiなどもあるが、Air Trainと呼ばれる電車を使うと一番安上がりである。今回自分は輪行した箱を車内に持ち込んで移動したおかげで、倍以上するUberやTaxiを利用する必要がなかった。

空港からはAir Trainが安くて便利

また航空会社の荷物の扱いは相当雑なので大事なフレームやホイールが傷つかないように自己防衛は必要だろう。また、オーストラリアは入国に電子ビザの取得が必要なので絶対に忘れないようにしたい。

ホテルに関してはケースバイケースなのだが、オーストラリアでは24時間フロントがいるアパートメントタイプのホテルが結構多い。食事なども自炊できるし、ランドリーが備え付けられているケースもあるので活用しやすい。

一方でホテルの場合も上級会員やお金を払うことでLate Checkoutが可能になるので、レース後にホテルに戻ってシャワーを浴びることも可能なケースがある。自分も今回はこちらを利用してレース後一度ホテルに戻ってシャワーを浴び、荷造りをした。色々と会員もそうだが情報収集を行うとお得になったり、逆にアップグレードされたりもあるので事前に色々と調べておくことは決して損にはならないだろう。

ピックアップ記事

  1. ツール・ド・宮古島2019
  2. 2018 UCI Gran Fondo World Championship参戦…
  3. 2018 ツール・ド・ビンタン参戦記 2/2
  4. 2018 UCI Gran Fondo World Championship参戦…
  5. 2017 UCI Gran Fondo World Championship参戦…

関連記事

  1. UCI Gran Fondo World Series

    2016 UCI Gran Fondo World Championship参戦記 – …

    2016年9月1日からオーストラリアのパースで開催された「UCI Gr…

  2. UCI Gran Fondo World Series

    Niseko Classic 2019

    今年も参加してきたニセコクラシックのレポートです。大…

  3. UCI Gran Fondo World Series

    2019 ツール・ド・ビンタン参戦記 2/2

    大会2日目はGran Fondo Centuryで108kmのコース…

  4. UCI Gran Fondo World Series

    2017 Niseko Classic

    先週末に開催されたニセコクラシックに3年連続で参加してきたのでレポート…

  5. UCI Gran Fondo World Series

    2018 UCI Gran Fondo World Championship参戦記 1 –…

    いざイタリアへ運ばれて行く愛車毎年自分にとっては最大…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

最近の記事

  1. 2019 JBCF 石川サイクルロードレース
  2. 2019 サロベツ100マイルロード大会
  3. Niseko Classic 2019
  4. 信州〜会津へ絶景ライド
  5. ツール・ド・宮古島2019
PAGE TOP