Trip Ride

信州〜会津へ絶景ライド

6月1日、2日と土日が完全にオフであり、且つ天気も晴れ予報だったので、ふと思い立って1泊2日で長野県の上田市から福島県郡山市までの旅ライドを決行した。

1日目は上田市から新潟県の魚沼市までの172km。獲得標高は1,700m程であるが、菅平への登りを過ぎると全般的には下り基調なコースである。

1日目のコース

Day1 上田〜魚沼

旅の始まりは真田の里から

真田の里上田を出発

自宅から東京駅まで自走、その後は新幹線輪行で昔ながらの城下町の風景を残す長野県の上田市へ。上田市の千曲川右岸は旧市街で戦国時代に真田氏が築いた上田城を中心とする城下町だ。

最初の目的地は同じ長野県の飯山市。上田から菅平、須坂を超えていくルートなので、国道144号線(通称真田街道)と国道404号線を走る。上田から菅平までは距離が23km、約4%程度の登りが続くので時間的には2時間ぐらいはみておきたい。菅平は冬はスキー、夏も気温が高くならないので、各種スポーツの合宿に利用されるケースが多い場所である。標高が1,400mもある菅平まで来ると半袖だと流石に肌寒さを感じたが、菅平から須坂へは長いダウンヒルで天気も良くて快調に走ることが出来た。

飯山への途中にある須坂市は江戸時代に須坂藩の陣屋町であり、未も土蔵や大壁造りの商家が残り、蔵の町としても知られている。また隣にある小布施もこじんまりとしていながら、魅力のある街だ。葛飾北斎が作品を残しているように昔は多くの客人が訪れた街のようだ。このような酒造、古い街並みなどの間を走る抜けるだけでも中々ノスタルジックな雰囲気を感じることが出来た。

アイスクリームの家 エルバート
今回は途中小布施で”アイスクリームの家 エルバート”に立ち寄る。この辺りは栗が有名なようでマロンアイスが人気なようなので注文。

人気のうな重も堪能

須坂から飯山へと向かう飯山街道(国道117号線)は向かい風の中を走る。飯山市自体に何か大きな目玉があるような所では無いのだが、周りには志賀高原などスキーでも有名なところが多く、北陸新幹線の駅もあることから、このようなアクティビティの起点になる街だと思う。

午前11時過ぎに飯山に到着したのだが、1日目のライドで一番楽しみにしていた”うなぎ専門店 本多”でうな重を食べるべく早速と店へと向かう。ネットで調べるだけでも予約多数という人気店のようで、ある程度並んで入ることを想定していたのだが、1名ということ、席が運よく空いており直ぐに入店できた。

今回は人気のうな重と肝吸いを頂く。久しぶりに食べた国産の鰻はやっぱりとても美味しくて幸せな気持ちになった。値段はそれなりにするが、滅多に無い機会ということもあり贅沢な昼食を楽しんだ。

うなぎ専門店 本多
静岡、宮崎などの養鰻場の職人から仕入れている鰻を使い、うな重、うな丼という鰻のみのメニューを提供している店でありとても人気がある。

昼食後は近くにある道の駅「花の駅 ・千曲川」へ。日本最大河川・千曲川の中間地点にあり、飯山市の直ぐ近くにある。この辺りは景観条例もあり、周辺に大きな看板表示がなく、景色も中々良い。農産物の直販売やお土産コーナー、カフェなども施設として備えている。そんな中、とあるネットでこちらにある「深雪家」の手作りおやきが有名ということで、うな重を食べた後であるが、デザートがわりに頂くことに。手作り感もあってとても美味しかった。

飯山街道を経て越後へ

飯山でうな重とおやきを堪能した後は、いよいよ今日の宿がある魚沼市の越後須原へと向かう。飯山街道は千曲川沿いに伸びており、走りながら見える川や山々の風景はとても風情があるので、自転車で走るには絶好のコースだ。途中、野沢温泉、津南、十日町という有名な場所や街もあるので、ちょっと寄り道しながら走るのが良いだろう。

長野県から新潟県への県境で隣を流れる千曲川も信濃川へと名前を変え、いよいよ新潟県へと入る。しかし魚沼へ向かうはずが道を間違えて小千谷に向かってしまい、結果10km以上も余計に走る羽目になる。途中、営業時間がすでに終わろうとしている、道の駅「越後川口 あぐりの里」で少し補給を行う。宿へと向かう先には未だ雪が残る八海山を遠くに望むことができ、米どころ新潟魚沼市の田園の中を進んで予約していた「民宿 治兵衛」へと到着。

宿に到着すると直ぐに食事の用意が出来るとのことだったが、まずは汚れた体をさっぱりしたくお風呂を優先させてもらう。その後は夕飯を頂いたが、まずは量も質も大変満足だった。米どころ魚沼のご飯だけあって何となく美味しく感じた。そして様々な種類のおかずもあって疲れた体へのリカバリーには十分だった。

民宿 治兵衛
見た目は少し古いのだが、中は綺麗。和室のみ&学生達の合宿などにも利用されることが多い模様で、沢山の色紙に子供達のメッセージが書いて貼られていた。1泊2食で7,000円程度なので、部屋や温泉などに拘りが無ければ、非常にリーズナブルで満足度の高い宿だと思う。

Day2 魚沼〜郡山

2日目のコース

2日目は新潟県魚沼市から只見、会津を抜けて福島県郡山市までの約180km。獲得標高は1日目は上田市から新潟県の魚沼市までの172km。獲得標高は1日目と同様に1,700m程であるが只見へと向かう際に登る六十里峠超えと会津は猪苗代湖への登りがポイント。

秘境 只見を目指す

朝6時に朝食を頂き、お米のお土産まで頂いて早々に出発。「六十里越雪わり街道」と呼ばれる国道252号線を只見へ向けて登り基調な道を走り出す。

今回このルートを選んだ一番の理由は何と言っても、只見線沿いに広がる風情ある景色、渓谷美などの絶景があるからだ。只見線は秘境路線と有名なのだが、2011年7月の新潟・福島豪雨災害の影響で会津川口駅 – 只見駅間が今も不通である。

災害の影響で列車の通らない只見線を横目に六十里越峠へと向かう。勾配そのものはそれほども無いが、1日目の疲れが全て亡くなっているわけでも無いので、それなりに脚は疲れているようだ。風景は素晴らしく、立ち止まって写真を撮りたくなるような場所が幾つもあった。遠くに見えていた雪を携えた山々が近づいてきて、数多くあるスノーシェードがこの辺りが豪雪地帯であることを物語っていた。

出発して27km程度走り、六十里越峠へ到着し長いトンネルを通る。トンネルを過ぎるといきなり眼下に田子倉湖と雪を残した山々が目の前に現れた。まさに「絶景」。この景色を見れただけでもこのライドに価値があったと思えるような素晴らしい景色が広がっていた。その後も、列車が走っていたらさぞかし素晴らしい写真になるであろう風景もある中、長いダウンヒルの途中、田子倉湖に立ち寄って只見へと到着した。

会津沼田街道を経て郡山へ

呼び名を会津沼田街道と変えた国道252号線を会津若松方面に向けて進んでいく。

風情のある景色は変わらず、気持ちの良い川沿いの道を進んでいく。たまにアップダウンはあるものの、只見川、只見線を眺めながらのライドは変わらない。

途中で会津大塩にある「大塩天然炭酸水」に立ち寄る。びっくりすることに天然の炭酸水が湧き出る場所である。実際に水を汲んで飲んでみたが、本当に炭酸でびっくりした。しかもとっても美味しい。

大塩天然炭酸水
大塩地区は炭酸を多く含んだ水が湧き出ている場所として古くから有名。『微炭酸』なので炭酸が苦手な方でも飲みやすい天然炭酸水が湧き出ている。スポーツドリンクにこの水を注いだのだが、結構美味しかった。

塩天然炭酸水を超えてからは一路会津坂本へと走り出す。豊かな自然と自然美が作り出す風景を楽しみながらアップダウンの続く道を50km以上走るのだが、信号がほとんど無いおかげでほとんどノンストップで走ることが出来た。只見線が相互に国道を横切る箇所もあるのだが、この辺りは撮り鉄には結構有名な写真撮影ポイントが幾つもあるそうな。

お昼を過ぎてお腹も減ったので、今回は道の駅「会津柳津」で昼食を頂くことに。ご当地グルメであるソースカツ丼とデザート代わりに手作りの饅頭を頂いたのだが、ここのソースカツ丼はどちらかというと半熟の卵でカツを閉じたソースカツ卵とじ丼?みたいな感じであった。

郡山方面と新潟方面の分岐がある会津坂本を過ぎ、会津若松、猪苗代方面へと進む。本当であれば近くに喜多方に行ってラーメンでも食べたいところだが、あいにくと新幹線の時間もあって今回はパス。会津若松を横目に猪苗代へと続く400m程の登りへと差し掛かる。勾配は大したことないのだが、向かい風がキツくて進まない。天気も曇り空で少し肌寒い。何とかヒルクライムをこなして、右手に猪苗代湖をみながら郡山へと向けて走る。左手には磐梯山が見えるが天気のせいでイマイチ。

時間的な制約が迫ってきていることもあり、結構な強度で猪苗代を過ぎ、ダウンヒルをこなして磐梯熱海へ。ここは温泉地帯で結構なホテルなどがあるようだ。下り基調の国道を進んでようやくと郡山に入る。交通量が増えて久しぶりに大きな街に戻ってきたという実感が湧いた。

無事に郡山駅に到着し、新幹線輪行で東京へ。たった1泊2日なのにとても長い2日間を過ごした気分だった。それでも絶景が盛りだくさんで自分的には本当に走ってよかったと思う中々のコースだった。

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