2020年、夏 – 庄内〜出羽三山を巡る旅

2020年、夏 – 庄内〜出羽三山を巡る旅

山形県庄内地方に降り立ち、鶴岡市内のホテルを拠点に2日間の自転車ライドを楽しんできました。

初日は鶴岡から北上し、酒田、鳥海山、そして秋田県の由利本荘まで行って今度は一路新庄へ。最上川沿いに走って鶴岡に戻ってくるという250kmオーバーの超ロングライド。出発時から天気はあまり思わしくなく、どんよりとした雲に覆われて先を急ぐ。30分ほどで酒田市に到着して、早速山井倉庫へ行って見学。ここでは補給がてらにご当地のお菓子を購入して一路鳥海山を目指す。

鳥海山手前にある、道の駅鳥海ふらっとで2度目の休憩。こちらの道の駅では、新鮮な牡蠣をその場で開いて提供してくれる。そして串焼きにされたカレイ焼が香ばしい匂いを漂わせており、食欲をそそるので両方ゲット。どちらもほっぺが落ちるような美味しさだった。

道の駅を出発し、直ぐに鳥海山へのヒルクライム開始。鳥海山へのルートは鳥海ブルーライン。今回は山形県遊佐側からの登頂だったのだが、雨の影響で全くもって景色も周りも何も見えない。ひたすらとヒルクライムしていつの間にか頂上に到着するもやっぱり景色は何も見えず。そのまま素通りで秋田側へとダウンヒルして初鳥海山のヒルクライムはただ登っただけで終わってしまった。

ダウンヒルの後に、秋田県の由利本荘へと向かう。ようやくと天気も持ち直して少し晴れ間も出てきたが、すでに自転車は汚れ、ジャージも濡れて結構辛かった。喉かな鳥海山麓を軽快に走って再度山形県に入り新庄へ。ここから国道を南下するだけだと面白く無いので、少し外れた道に入ってひたすらとペダルを回す。

最上川は舟下りができることでも有名だが、最上川には夕方になってようやくと到着し、日も暮れ始める前だった。大きな川の流れを見つつ、暗くなり始めた道を進んで鶴岡を目指す。夜になり、ライトを照らしてのライドとなったが、久々の250km超えは応えた。

今回は鶴岡市にあるスーパーホテルに宿泊したのだが、清潔で温泉もあるので居心地は良かった。

翌日は朝から朝食ホテルで頂くもはコロナの影響で弁当。昨日と違って、今回は出羽三山である羽黒山、月山そして湯殿山方面へ。
 
まずは最寄りの羽黒山へと向かう。途中で大きな鳥居を潜り、上り基調な道を進むと羽黒山参拝の入り口に到着。ここから徒歩で少しばかり散策開始。石畳の長い階段はクリートのついたシューズでは中々滑って怖いし大変だったが、大きな杉の木に囲まれた厳格な雰囲気は心地良かった。国宝五重塔や爺杉などを見学後に来た道を戻り、今度は月山を目指す。
 
月山に向かう途中、ひまわり畑があってこちらで暫く休憩かつひまわりとその向こうに見える日本海の景色を楽しむ。その後は月山8合目までヒルクライム。距離もそこそこあったが、勾配も結構キツかった。そして一番の敵は濃霧。この日は晴れてはいたのだが、山上の方は濃霧で5m先も見えない状況。車もライトを照らしているものの、自転車が走っているとは思わなないだろうから、事故にあわないかひやひやして何とか登頂。8合目も深い霧に覆われており、昨日の鳥海山に続いて月山でも景色を全く楽しむことができなかった。。。
 
月山を後にして向かうは湯殿山方面。途中までは国道112号戦を走って進めるのだが、途中で自転車は走れずに旧出羽街道である六十里越街道を走ることに。国道なら直ぐなのだろうが、峠越えの山道なので結構登る、曲がる。道も狭くてかなり大回りをするイメージ。勾配はきつい区間もあるが、全体的にはまぁまぁ普通ぐらい。湯殿山神社へと続く道路を横断し最高地点を越えると後は月山湖へのダウンヒル。いくら国道が通れないとはいえ、この周り道は距離も上りも相当なものでした。。。
 
月山湖へ到着後は折り返して再度六十里越街道を上り、途中の道の駅月山に併設されている蕎麦屋で昼食。昨日の疲れもあり、後は流してホテルまで帰りクタクタなので爆睡となりました。。。

コース紹介

Day 1- 庄内〜鳥海ロングライド

コース

走行記録

走行距離251.71km
獲得標高2,405m
平均速度28.5km/h
経過時間11:34:16
ルートのダウンロード
難易度
5/5
走行距離
5/5
ヒルクライム
5/5

走行距離、獲得標高、山岳勾配やコースなどによって著者の判断で決定。

距離の目安

  • 星1: >50km
  • 星2: 51-100km
  • 星3: 101-150km
  • 星4: 151-200km
  • 星5: 201km<

獲得標高の目安

  • 星1: >500m
  • 星2: 501-1,000m
  • 星3: 1,001-1,500m
  • 星4: 1,501-2,000m
  • 星5: 2,001m<

Day 2- 羽黒山五重塔~月山~六十里越街道

コース

走行記録

走行距離169.78km
獲得標高3,007m
平均速度23.4km/h
経過時間10:16:17
ルートのダウンロード
難易度
4.5/5
走行距離
4/5
ヒルクライム
5/5

走行距離、獲得標高、山岳勾配やコースなどによって著者の判断で決定。

距離の目安

  • 星1: >50km
  • 星2: 51-100km
  • 星3: 101-150km
  • 星4: 151-200km
  • 星5: 201km<

獲得標高の目安

  • 星1: >500m
  • 星2: 501-1,000m
  • 星3: 1,001-1,500m
  • 星4: 1,501-2,000m
  • 星5: 2,001m<

コース上の見どころ

山井倉庫

山形県酒田市の観光名所「山居倉庫」は、庄内地方のお米の貯蔵庫として明治期に造られたものです。NHKドラマ、『おしん』の舞台にもなったとのことでも有名な場所ですが、今でも現役で働いている倉庫があるそうで、雰囲気も抜群。酒田市に来た時には必ず訪ねたい観光名所です。

こちらにある観光物産館では酒田市ならではのお土産も購入できますし、ちょっとした歴史資料館もあるので、色々と山井倉庫に関して学ぶこともできます。

倉庫の周りはぐるっと散策することが出来るので、是非歩いて見てまわりましょう。

名物銀カレイ焼

道の駅 鳥海 ふらっと」は鳥海山の麓にある、鮮魚、農産物の直売所が素晴らしい道の駅です。

この辺りのお土産なども取り揃えていますが、この道の駅に来たら、絶対に鮮魚直売所で「牡蠣」、そして一度食べるともう病みつきになる美味しさの「銀カレイ焼」を味わうべきです。すでに複数回立ち寄っっていますが、毎回銀カレイ焼はリピートで頼んでしまいます。

もちろん牡蠣や銀カレイ焼以外にも、フライなどもあるのでご賞味あれ。また、道の駅にはフードコートまではいきませんが、食堂やファーストフードコーナーもあり、こちらで海鮮焼、ラーメン、ベーカリーなども味わうことができます。

最上川の舟下り

最上川

最上川の舟下りは、大自然を堪能できるアクティビティとして人気があります。舟下りのコースは2つあり、芭蕉ライン観光・義経ロマン観光の二社がそれぞれのコースを運営しています。実際にどちらのコースが良いか、事前に確認してから舟下りの会社を選びましょう。

舟下り自体はおおよそ1時間。最上川の名所を眺めながら、個性的な船頭さんが、最上峡の自然や義経伝説などを教えてくれます。最上川は川幅も広く、急流もないので船が揺れて水飛沫が掛かるようなことは無いとは思いますが、一応はタオルなどを持って行った方が良いかも知れません。

最上峡芭蕉ライン観光
  • 所要時間:約1時間
  • コース:戸沢藩船番所-川の駅・最上峡くさなぎ
義経ロマン観光
  • 所要時間:約1時間
  • コース:高屋乗船場-仙人堂-高屋乗船場
羽黒山 五重塔

奥州の「出羽三山」といえば、とても有名です。実際にはは、羽黒山(はぐろさん)、月山(がっさん)、湯殿山(ゆどのさん)の3つの山を総称したものを出羽三山と言います。

特にアクセスも良く訪れやすいのが羽黒山ですが、ここは羽黒山のシンボルでもある国宝「五重塔」があることでも有名です。

参詣道の入り口「随神門」から「三神合祭殿」のある山頂までは約1.7kmもあり、今回は途中にある「爺杉(じじすぎ)」や「五重塔」を眺めて戻ってきましたが、木々に覆われた神秘的な場所はまさにパワースポット。長い石畳の階段も情緒があって是非参拝に訪れたい場所です。

月山八号目

月山は海抜1,984m、世界でも珍しい半円形のアスピーデ型火山で、頂上の「おむろ」に月山神社があります。

今回は自転車で行ける8合目まで登ったのですが、結構勾配もキツくて、何より長い。。。そして濃霧で全く景色が楽しめなかったのが残念でした。

晴れた日には、月山から日本海をはじめとする絶景が見られるとのことで、いつかリベンジしに行きたいと思います。

また、月山は出羽三山の1つであり、頂上の月山神社に参拝しに来る方も大勢いらっしゃいます。ちょっとした登山にはなりますが、時間があれば是非登ってみたいですね。

Restaurant, Cafe, Meals

そば処 大梵字

  • 営業時間:11:00~17:00
  • 定休日:不定休
  • 住所:山形県鶴岡市越中山字名平4-2 (道の駅「月山」月山あさひ博物村内)

道の駅月山にある、蕎麦屋です。朝日地域産そば粉100%利用して手打ちされた蕎麦は味わいもあって美味しいです。お店は築150年以上という風格ある古民家を移築した昔屋で趣もありました。

Accommodation

鶴岡市内の天然温泉完備ホテルです。出来てまだ間もないので、外観、部屋共に非常に綺麗でした。

朝食はコロナの影響もあり、弁当になっていましたが、逆に部屋に持ち帰って食べることもできるので、それはそれで良かったかなとも思います。

1Fにある温泉は、それほど大きくは無いものの、清潔かつ天然温泉でもあるので、旅の疲れをしっかりと取ることができました。また部屋へ入る際には、暗証番号を入力する必要があるので、忘れないように気をつけておく必要があります。

目の前にはセブンイレブンもあるので、ちょっとした買い物も不便なく利用が可能です。鶴岡駅からもそれほど遠くは無いので、お勧めなビジネスホテルだと思います。

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