国境の島 対馬へ初上陸
2021年11月、初めて長崎県にある対馬へと行ってきました。何か理由でもないと訪れることは無い島ですが、今回は「2021 国境サイクリング in 対馬」に参加するため、連休を利用して飛行機で福岡までフライト、その後は夜発のフェリーで対馬までの長旅になりました。対馬でのライド、体験はとても貴重なものになったので、機会があれば是非また訪れたいですね。
2021 国境サイクリング in 対馬って?
「国境サイクリング in 対馬」は長年対馬で開催されていたロングライドイベントなのですが、2021年はコロナウイルスの影響もあり、自分の好きな時に対馬を訪れ(期間内なら何回でも可)、走るイベントになりました。
エイドで提供されていたご当地グルメなどは、島内にエイドショップが設けられて、無料のLINEクーポンを利用してグルメが堪能できる形式へと変化。結果、この仕組みは自分にとっては大変有り難かったです。
またスペシャルイベントと称して、指定の場所で写真を撮って送るなどしてミッションをクリアすると、後から他の特典などもGETできるという個人的には参加費以上に楽しめたイベントでした。
公式HPがいつまで存続しているかはわかりませんが、詳細はそちらに記載があるので、覗いてみてください。
コース紹介
旅の記録
地獄のフェリーから対馬ライドへ
東京羽田空港から、福岡空港までは順調。そこからタクシーに乗って博多港へも無事到着し、早速とフェリーの手続きを行う。今回はいつもの船がドックに入っているとのことで、代わりとなるフェリーなのだけれど二等寝室で雑魚寝できるスペースが少なく、他は椅子席という夜寝るには中々ハードな船だった。乗船時間になり、自転車と一緒にフェリーに乗り込む。既に雑魚寝できるスペースは先客に取られてしまっていたので、椅子席でも一番前のオットマンチックに脚を伸ばせそうな場所をゲット。荷物を通路に置けば何とか脚を伸ばせるという感じである。
いよいよ時間になり出港。対馬の厳原港まではフェリーで4時間半なので、それほど長いという訳ではない。ただし出港時間が深夜0時過ぎなので、寝るにしても微妙な感じである。一生懸命寝ようと思うも、やはり椅子に座って脚を伸ばした状態では熟睡できるわけでもなく、また体のあちこちが痛くなって、何だかんだとあまり寝ずに到着することになってしまった。
厳原港に到着後、早速3日間お世話になる東横イン厳原へ。時間的にチェックインはできないので、荷物だけ預かってもらい、早速と対馬を満喫すべくライドに出かけた。
最初の目的地は「和多都美神社」。距離にして40kmは無いので、最初の目的としては比較的リーズナブルだろう。
厳原から走り始めて一番最初に思ったことは、坂が多いことである。距離的にはそんなに長くは無いのだが、ちょっとした坂が無数にも続いている感じで平地を走れるような場所はほとんど皆無である。対馬空港近辺を越え、万関橋を渡ると海沿いから何となく山の中に突入。細かなアップダウンが続いているが、まずは目的地である「和多都美神社」に無事到着した。
「和多都美神社」は何より海に続いている鳥居の景観が有名で対馬の観光写真にも必ずと言って良いほど登場する。この神社で少しだけ休憩&写真を撮った後、直ぐにその先にある「烏帽子岳展望台」を目指して走る。
この展望台なのだが、標高自体は150m少し上った所なので、大したことは無いのだが、そこに至る道が激坂。。。勾配が12%は当たり前。所々は20%近くあるような場所で、思ったよりも相当ハードであった。ただ、展望台から見えるリアス式海岸と無数の島々はまさに圧巻。ここは必ず来るべきポイントである。
「烏帽子岳展望台」から急勾配のダウンヒルをこなして、再度「和多都美神社」へ。改めて写真やら撮り、今回の大きな目的であるエイドステーションの代わりとなるエイドショップを目指します。最初に立ち寄ったのは、対馬かすまきで有名な「百乃屋」。甘いかす巻きを頂き、早速と補給食代わりに頂きます。あんこも入っており、個人的にはベトベトしなければ補給食としては大好きな部類になるかも。
「百乃屋」を後にし、来た道を再度戻って、海沿いの道をそのまま北上開始。途中で「こかげ」という喫茶店に立ち寄り、温かいコーヒーを頂いて、対馬最北端を目指す。対馬は真ん中に国道が走っているが、今回は島を巡るということで、極力海岸沿いの道を走ることに。その代わり、所々道の状態が良くなくて、落石やら色々とありました。
出発してから109km地点で「異国の見える丘展望台」に到着。ここは起床条件が良ければ、50km離れた韓国が見える展望所である。今回は天気には恵まれたものの、結構風も強くて空気が霞んでいる感じだったので、残念ながら韓国は見えなかった。
100km以上走るものの、補給できるような場所はほとんどないので、小腹が減ってくる。ここでエイドショップの出番である。「そば道場あがたの里」では、「対州そばとミニとんちゃん丼セット」が無料で頂けるということで、早速と店へと向かう。「異国の見える丘展望台」からは、それほど離れてはいなかったので、直ぐに到着。無事に「対州そばとミニとんちゃん丼セット」をゲットして補給完了。
ここからは一路北へと進むのだが、ツシマヤマネコのトイレが近くにあり、写真をパチリ。結構有名な場所なようで観光客も写真を撮りに立ち止まっていました。この後、「韓国展望台」を目指して走っていると、後ろから追いついてきたローディーの方に声をかけられました。地元に住んでいる高校生で、ひょんなことから暫く一緒に走ることになります。
流石に対馬に在住しているだけあって、道もそうですが色々と知っているのでこれぞとばかり色々と教えてもらいました。ちなみに韓国展望所は途中で登るのが嫌になり、結局立ち寄らずそのまま高校生のローディーと練習みたいな感じで彼が住んでいるという比田勝まで一緒に走りることに。やはり色々と話をしながらだとあっという間に時間が過ぎますね。
高校生ローディーと別れた後は一路厳原に向けて走ります。途中でもみじ街道に入り、ちょうど紅葉が始まったかなという木々の間を駆け抜けました。ここは少し緩い登りだったので、その分紅葉も見ながら走れてよかったです。その後、「対馬琴のイチョウ」では黄色に色づいた綺麗なイチョウも見ることができました。
日も暮れ始めたので、厳原を目指して寄り道せずに走ります。無事に国道382合線に合流し、厳原から走ってきた道を戻ります。万関橋を越えた後、日が暮れたのですが、夕食はこれまたエイドショップでと決めていたので、国道沿いにある、「肴や えん」に立ち寄ります。ここでは、「アラカブの唐揚げ定食」が無料で頂けるので、晩御飯はこちらの定食に決定。
「アラカブの唐揚げ定食」は大きなアラカブ(カサゴ)が姿焼になって登場。もちろん頭からポリポリと骨まで食べれます。本当ならここでお酒も飲みたい所ですが、ホテルまではまだ自転車で走らないといけないので、ここは我慢して美味しい夕食を堪能して厳原まで最後のライドで無事到着。
ホテルに到着してシャワーを浴びた後は、厳原の街中へとお出掛けします。当然ここでもエイドショップを利用し、「居酒屋 対玄」で「おすすめ刺身盛り合わせ」を頂いて地酒の呑みくらべをさせて頂きました。初日から相当エイドショップのご利益に預かってますが、昼も夜も利用できるなんて最高すぎますね。
コース上の見どころ
Restaurant, Cafe, Meals
菓匠 百乃屋
所在地:〒817-1201 長崎県対馬市豊玉町仁位1323番地
電話番号:0920-58-0020
営業時間:9:00 - 17:30
定休日:不定休
HP:公式HP
対馬で有名な「かすまき」老舗のお店。ここで買える「小まき」はかす巻きを小さく切って食べやすいし美味しいです。他にも最中などもあり、お土産として買って帰りたいですね。
ティールームこかげ
所在地: 〒817-1301 長崎県対馬市峰町三根1569
TEL: 0920-83-0971
営業時間:11:00~23:30
定休日:毎週月曜日
HP: 対馬観光物産協会
三根国道沿いにある喫茶店。ランチなども頂くことができます。海の直ぐそばなので、ゆっくりとティータイムを楽しみましょう
居酒屋 対玄
所在地:長崎県対馬市厳原町大手橋1094
電話番号:0920-52-2521
営業時間:17:30~0:00
定休日:毎週日曜日
HP:公式HP
厳原にある居酒屋。海の幸はもとより、ラーメンなど居酒屋のメニューは一通り揃っている感じ。地酒の呑みくらべもできるし、一人でも入りやすい居酒屋でした。
Accommodation
東横INN対馬厳原
対馬の厳原市内では中々リーズナブルなビジネスホテルに泊まろうと思うと限られますが、東横INNは本土と同じシステムで利用できるので助かりました。朝食が無料なのも嬉しいですね。
東横INN対馬厳原
所在地:〒817-0021 長崎県対馬市厳原町今屋敷771-1
TEL: 0920-53-6145
HP:公式HP
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