2024 UCI GRAN FONDO WORLD CHAMPIONSHIPS in Aalborg

Tour de Batam、そしてニセコクラシックの両方のレースで年代別の上位25%に入ることができたので、2024年9月1日にデンマークのオールボーで開催されたUCI GRAN FONDO WORLD CHAMPIONSHIPのロードレースへ参加してきました。結果としては落車や怪我もなく無事に無事に完走することができたので、今回も十分に海外レースを楽しむことができました。

大会情報

大会名称2024 UCI GRAN FONDO WORLD CHAMPIONSHIPS
会場Aalborg, Denmark
出場クラスUGFWS 45~49歳
距離152,9km

コース

リザルト

RANK TIME +TOP(M:S) km/h
106
3:45:03
+3:50
40.76 km/h

プロローグ

ビルンでレンタカーを借りました
オールボーの街並み
オールボーの街並み
デンマークの景色

開催地となるデンマークのオールボーには日本から直行便が飛んでいないので、必ずどこかで経由しなければならないのですが、今年もマイルを使った特典旅行を利用するために、色々と試行錯誤で調べた結果、ドイツのフランクフルト経由でデンマークのビルンに向かい、そこからレンタカーでオールボーへ行くことにしました。

フライトはロシア上空を飛べないので、フランクフルトまで14時間、乗り継ぎでフランクフルトからビルンまでは約1時間半程かかります。羽田を夜便で出発したこともあり、長時間のフライトのほとんどを寝て過ごすことができたので、フランクフルトまでも退屈せずに機内で過ごすことができました。フランクフルトで乗り継ぎ、ビルンに到着後はレンタカーで一路大会が開催されるオールボーを目指します。デンマークの高速道路は基本的に無料で、130km/hまでスピードを出して良いところも多いので、180km程あるビルンからオールボーまでも2時間少しで到着です。

今回は市内のホテルではなく、市内中心地から10km程離れているアパートメントホテルに滞在しました。毎回外食ではなく、スーパーで買ってきて自炊、何よりランドリーが付いているのが有り難いので、日本の物価よりも高いデンマークとなると食事に関しては少しは節約できたかもです。

ホテルに到着後、自転車のチェックを行うと左のSTIとハンドルバーを止めている金具が切れていたので交換。過去にも同じようなことが飛行機輪行ではあったので、こちらの金具を常備しておいて良かったです。

大会本番前に3日間あったので、まずはコースの試走を行いました。市内のスタート地点からゴールまでL2強度でじっくりと走りまたが、市内の危険箇所や郊外に出た際の間違えやすい道、穴のある危険箇所、勝負所になるであろうポイントなど事前に把握できたことが良かったです。過去のレースと比較しても道幅が狭い箇所が非常に多いので、落車の臭いがプンプンするようなコースでした。。。翌日以降はせっかくのデンマークなので観光的にL2ライド、レース前日はリカバリーライドを行って受付をして翌日の本番を迎えます。

 

レースレポート

レースのスタートが9時15分だったのですが、機材チェックもあるということで、1時間少し前にスタート地点に到着。すると既に選手が並んでいたので同じように列に並びました。時間が早いおかげもあり、前から5列目ぐらいでしょうか。。。気温は20度を下回るくらいで少し肌寒く、スタート前に途中で2回トイレに行きました。同じカテゴリの日本人選手とも少し話す機会もあり、また近くにいた海外選手とも色々と話をして時間を潰していよいよとスタートとなります。

今回はマスドスタートなので、スタートから一気に我は我はと前に行こうとする選手の勢いが凄かったです。カーブなども多く、クリテリウムのようで都度インターバルがかかり、この時点でポジションを後ろに下げてしまったのが失敗でした。

郊外を抜けると起伏のあるコースになるのですが、ある程度道幅のある幹線道路から、車1台が通れるような農道みたいな道をつなぐので、カーブの度に急減速、落車などが起こります。そして前に行きたくても行けない。。。そういう状況が延々と続く感じで最初の30kmぐらいまではインターバル地獄でした。。。

吹きっさらしの丘陵地帯が多く、風の影響を受けるので小柄な日本人にはあまり向いておらず、ガタイの良い海外選手が時速50km/hでガンガンと走るので、必然的に彼らの背後について走ることが多かったです。ちょっとした登りでは前に行けるのですが、そういう時に限って道幅が狭くて前が詰まってしまう状況でポジションは結局前まで上げることができませんでした。

何度も繰り返されるインターバルで脚どんどんと削られて、100kmに至らない場所でも何度か千切れそうになりながらも先頭集団にくらいついて走りましたが、残り20km地点ぐらいの場所で大きな集団落車があり、完全にストップ。この間に先頭集団が分断され、自分は取り残されたので後はゴールまで頑張るだけでした。バラけた集団でもそれなりの強度で最後はスプリントせずに何とか完走。今年も無事に世界大会を完走することができてホッとしました。

レース後は日本人選手同士で話をしたり、海外選手と健闘を称え合ったりしていたのですが、何と同年代で参加していた高岡選手が優勝していることが判明。レース中は彼の姿を見ることはなかったのですが、世界大会での優勝とは凄い偉業です。まさかの君が代を聞くことができる日が来る&その場に入れたことは幸せでした。

エピローグ

レースの後は2日間ほど現地に滞在していたので、近隣の場所を走ってきました。デンマークは山がなく、丘陵地帯が多いのでそこまで長い登りがないのですが、とにかく風が吹くと遮るものがないのでとても辛かったです。そして何日も走っていると景色があまり変わらずに少し飽きてきたのも事実でした。。。。

来年はオーストラリアのビクトリアで世界選手権が開催されるので、是非また権利を獲得して行きたいですね!

ゴール後は皆で記念撮影

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