上天草と島原湾周遊ライド

上天草と島原湾周遊ライド

熊本県も大分と走ったので、今回は熊本港を拠点として宇土半島から上天草、天草を経て北部にある鬼池から長崎県の島原半島へフェリーでわたり、そこから島原市街まで北上して最後は島原から熊本港へとフェリーで戻ってくるという周遊ルート。

 朝から少し東風が強かったのですが、宇土半島に入って天草へ向かう途中は交通量の多い国道だったこともあり、ペースはそこそこでしたが少しストレスが高かったです。ただし、右手には有明海、左手にはローカルなあまくさみすみ線が通っており、列車が通過すると絵になる風景でした。今回の海沿いのルートはアップダウンもほとんどなかったので、直ぐに三角港へ到着することができました。
 
三角港は世界文化遺産にも登録されている港なのですが、かなりコンパクトなので30分もあれば十分に回れてしまいます。交通量が多いので、自転車ならではだったのかもですが、少し明治時代の歴史や文化、そして建物含めて触れることができたのが良かったです。
 
三角を後にするといよいよと天草諸島へと突入。天草五橋と呼ばれる計5つの橋で本州と結ばれていますのが、各島々で特徴のある地形含めて味わうことができます。特に海上にかかる橋から眺める小さな島々、小舟などは本当に絵になりますね。また、道の駅も幾つかあり、それぞれ物産品もそうですがフードコードなどの食事も充実しているので、どこで寄ってもそれなりに楽しめると思います。今回は道の駅有明にあるタコのモニュメント目当てに寄ったのですが、大きなモニュメントは大人気で記念撮影の列が出来ていました。
 
今回の旅ライド、ここで出会ったサイクリストの方と目的地が同じだったので、鬼池港までの20km少しをご一緒させて頂き、色々と楽しい話を聞かせてもらいました。その方は現在日本1周2回目だそうで、海外にもバックパック的に走りに行かれており、特に南米含めた普通の旅人でも行かないような所を走った経験など本当に面白かったです。フェリーの中での昼食まで色々と話しをさせていただき、島原半島に入ってからは方向が逆だったのでお別れして、一路島原を目指します。
 
島原港までの距離と乗船予定のフェリーの時間を照らし合わせると意外にギリギリなのが分かり、完全にガチなTTモードで走る羽目に。若干の向かい風基調ながら、寄り道せずに一気に駆け抜けたおかげでフェリーには間に合いましたが、景色などを楽しむ余裕はなし。。。次回はもう1本早いフェリーで天草側から移動することも検討しておきたいと再確認。
 
熊本港に到着し、自転車を片付けて夕方の便で無事に帰京。九州地方のライドは毎回飽きもなく、新たなルートがたくさん作れて楽しいです。

コース紹介

コース

走行記録

走行距離140.67km
獲得標高634m
平均速度28.1km/h
経過時間07:50:40
ルートのダウンロード
難易度
2.5/5
走行距離
3/5
ヒルクライム
2/5

走行距離、獲得標高、山岳勾配やコースなどによって著者の判断で決定。

距離の目安

  • 星1: >50km
  • 星2: 51-100km
  • 星3: 101-150km
  • 星4: 151-200km
  • 星5: 201km<

獲得標高の目安

  • 星1: >500m
  • 星2: 501-1,000m
  • 星3: 1,001-1,500m
  • 星4: 1,501-2,000m
  • 星5: 2,001m<

コース上の見どころ

御輿来海岸

三角西港

日本の「渚百選」「日本の夕陽百選」に選定された景勝地です。干満の差が激しい有明海では潮が引いた海岸の砂地に風と波による美しい砂の曲線が見られることが多く、夕陽が重なると幻想的な姿を見せてくれることも。これを目当てに多くのカメラマンが写真を撮りに訪れる有名な海岸です。

三角西港(三角旧港)

三角西港

明治三大築港の一つである三角西港は明治20年に開港。明治22年には国の特別輸出港に指定され九州の一大集散地として栄えました。石積み埠頭をはじめ当時の施設がほぼ原形のまま残っています。明治三大築港のうち完璧に現存するのは日本でここだけです。また、世界文化遺産にも登録されており、昔ながらの歴史的な建物含めて見学することができます。

この港から見える天草の景色も素晴らしいので、時間があれば是非立ち寄りたいスポットです。

天草五橋

天草に掛かる橋からの眺め

九州本土と天草諸島を結ぶ橋の総称で、三角から大矢野島・永浦島・大池島・前島を経て天草上島まで計5つの橋で結ばれています。

それぞれの橋の特徴は:

1号橋(天門橋):三角と大矢野島を結び、五橋の中で最も海面からの高さがある。連続トラス形式。
2号橋(大矢野橋):大矢野島と永浦島を結び、ベージュ色のアーチが特徴。ランガートラス形式。
3号橋(中の橋):永浦島と大池島を結ぶ。PCラーメン形式。
4号橋(前島橋):大池島と前島を結び、五橋の中で一番の長さ(510m)を誇る。PCラーメン形式。
5号橋(松島橋):前島と天草上島を結ぶ赤い橋。パイプアーチ形式。

となっており、特に「夕日が美しい東屋」からの夕日は素晴らしいとのこと。

リップルランド 【道の駅 有明】

タコのモニュメント

リップルランド 【道の駅 有明】はモニュメントでも有名なタコがメインな道の駅。

物産展でも、レストランでもタコ料理がメインな魚介類が多いのですが、限定メニューもあるので、是非ご賞味あれ。道の駅前にある、「ありあけタコ街道」と記載された大きなタコのモニュメント前では老若男女皆がこぞって記念撮影するポイントでした。

またこの近辺は穏やかな有明海を望める場所でもあるので、小休止に海を見ながらまったりというのも良いですね。

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