2022 GWスペシャル Vol.5 – 釧路湿原ループ

2022年GW後半は道東へ

2022年のGW後半は前半の九州から一気に北上して北海道は道東を中心に走ってきました。過去夏休みでも訪れた釧路、阿寒湖を中心に春の北海道をたっぷりと満喫できた旅になりました。

なんとか釧路に辿り着く

釧路へ向けて北海道の大地へ到着
風が強くて旋回中

5月3日、午前の便で羽田から釧路へ移動して午後は釧路周辺を走る予定でしたが、この日は色々と想定外の出来事が起きました。羽田初の便は定刻通りに出発し、定刻時間に釧路空港への着陸を試みます。

滑走路に着陸したと思った瞬間、飛行機が再加速して再度飛び立ちました。どうもかなりの強風で着陸が上手くできる状況では無いようで、風が弱まったタイミングで再度着陸を試みるとのこと。天気は晴れているのですが、空港近辺は強い強風のようで釧路、十勝の空を旋回しながらタイミングを待ちます。20分以上旋回し、2回目のランディングにチャンジするも同様に失敗。3回目のチャレンジをするかと思いきや、釧路空港の着陸は諦めて札幌は千歳空港へ向かうとのこと。本来到着する時間から大幅に遅れて千歳空港へと降り立ちました。

その後はどのように釧路まで行くか?という問題なのですが、飛行機が着陸できない状況なので、鉄道での移動が現実的でしたが、片道特急でも4時間以上かかります。同便に乗っていた乗客が地上係員から特急電車のチケットをもらって駅へと向かっていましたが、飛行機輪行している自分としてはあまり大きな荷物を持っての鉄道移動は避けたいところです。

その後インターネットで見ていると、後続の便は無事に釧路へ着陸できているようだったので、賭けではありましたが、千歳から釧路へ向かう飛行機への振替で自分はお願いすることに。これで着陸できなければ、今日の釧路入りは諦めないと行けません。

そんな中、乗り込んだ飛行機は久しぶりのプロペラ機です。ジェット機と比べると速度も遅いのですが、機体が小さい点もあり強風の中でも無事に釧路空港へ着陸できました。予約していたレンタカーも無事に受け取り、なんとか釧路市内のホテルへとチェックインできましたが、時刻はすでに夕暮れ時なので今日のライドは諦めて大人しく夜の釧路へ美味しいご飯を求めて彷徨います。

今回は「炉ばた たっち」で釧路名物の炉端焼きを頂き、〆で釧路ラーメンを食べに「ラーメンたかはし」で塩ラーメンを食べて1日が終わりました。

翌日の5月4日は天気はよろしくなく、曇り空と小雨が降っている模様。とはいえせっかく釧路まで来たので、時間を見計らってこの日は釧路湿原をぐるっと周遊するライドへ出発しました。

コース紹介

難易度
3/5
走行距離
3/5
ヒルクライム
3/5

走行距離、獲得標高、山岳勾配やコースなどによって著者の判断で決定。

距離の目安

  • 星1: >50km
  • 星2: 51-100km
  • 星3: 101-150km
  • 星4: 151-200km
  • 星5: 201km<

獲得標高の目安

  • 星1: >500m
  • 星2: 501-1,000m
  • 星3: 1,001-1,500m
  • 星4: 1,501-2,000m
  • 星5: 2,001m<

走行記録

走行距離146.39km
獲得標高1,302m
平均速度30.6km/h
経過時間5:46:50

旅の記録

シラルトロ湖
国道274からの風景

強烈な追い風に乗って、まずは釧路市内から国道391号線を北上します。出発して10km程走ると街中を抜けて釧路湿原の近くに到達しますが、湿原自体は国道から見えません。ちょっとしたアップダウンを超えるとシラルトロ湖の湖畔を走ります。天気が良ければ美しい湖が見れたのでしょうが、この日はどんよりとした曇り空だったので、微妙な感じでした。

まずは最初の経由地点である標茶町までは距離にして47kmぐらいなのですが、この間は追い風のお陰もあり、平均速度が37km/h近くという単独にしてもかなり早いペースで到着することが出来ました。

標茶町からは国道274号線に入って北海道らしい草原地帯を西へと進みます。この辺りは牧場なども多く酪農地帯が広がっています。そんな中、とある牧場で国の天然記念物でもあるタンチョウが何羽かいるのを発見しました。それほど距離は離れていませんでしたが、逃げるわけでもなく餌を探して歩き回っている様子でした。タンチョウは湿原に生息している鳥ですが、昔は湿原が農地に変わったことで10数羽まで数を減らしたこともあるそうです。

そんな牧草や農場地帯のアップダウンを西へ西へと約55km走ります。何だかんだとこの区間の獲得標高は1,000mを超えるので、それなりです。当然途中に補給するような場所もないので、事前に水分や補給食などはちゃんと用意した方が良いですね。ただ、目の前や周囲に広がる雄大な景色は走っていてとても気持ちが良いものでした。

天然記念物のタンチョウ
草原の風景
北海道らしい景色
道の駅で蝦夷鹿バーガーを食す
釧路阿寒自転車道線

ようやくと国道240号線と合流し、ここからは釧路方面へと南下しますが、往路の追い風とは反対で強烈な向かい風の試練が待ち受けてました。国道240号線は通称”まりも国道”と呼ばれ釧路から阿寒国立公園を経由して網走まで続く国道です。それなりの交通量もあるのですが、道も広いのでそこまで気にはなりませんでした。

今回は道の駅 「阿寒丹頂の里」で初の休憩です。ここには釧路の特産品が揃う「阿寒マルシェ」やレストラン、そして温泉施設まで備えています。近くには「阿寒国際ツルセンター」などの施設もあります。今回は売店でエゾシカのハンバーガーとタンチョウをモチーフとした饅頭を頂きました。

 

道の駅を後にして釧路までは、釧路阿寒自転車道線「湿原の夢ロード」を通ります。このサイクリングロードは雄別鉄道の廃線跡を利用して全長が約25km程あり、途中にはトイレなどの休憩場所も完備されていました。道の方は所々木々の根が道路の下を通って段差になっており、走りにくい場所も結構ありましたが、やっぱり自動車が来ないという安心感、すぐ近くに広がる北海道の大地などは魅力的でした。猛烈な向かい風を何とか凌いで無事にホテルへ到着し、まずは北海道初日のライドを無事に終えることができました。

コース上の見どころ

シラルトロ湖

所在地:〒088-2266 北海道川上郡標茶町コッタロ原野シラルトロエトロ茅沼

シラルトロ湖は、釧路湿原国立公園内に位置し、釧路湿原の東側ある淡水湖でマリモの生息も確認されています。

道の駅 阿寒丹頂の里

所在地:〒085-0245 北海道釧路市阿寒町上阿寒23線36−1
営業時間:9:00〜18:00(5月~9月) / 9:00〜17:00(10月~4月)
HP: 公式HP

国道240号線(まりも国道)沿いにある道の駅。釧路のお土産やエゾシカを使った料理など楽しめます。温泉、サイクリングセンターなどの施設もあり、駐車場は24H駐車可能と旅をするのにも便利な拠点です。

釧路阿寒自転車道線(湿原の夢ロード)

所在地:北海道釧路市

北海道釧路市から阿寒町までを結ぶ約25kmのサイクリングロードで雄別鉄道の廃線跡を利用しています。釧路湿原にも近く、多くのサイクリストが訪れたいサイクリングロードの1つになっています。

Restaurant, Cafe, Meals

炉ばた たっち

所在地:〒085-0013 北海道釧路市栄町3丁目1
電話番号:0154-22-6636
営業時間:17:00~24:00
定休日:日曜日
HP: 公式HP

釧路市の栄町にある小さな炉ばた焼きのお店。店内はそれほど広くはなく、人気があるので予約して行くのが無難なようです。今回は一人だったのもあり、飛び込みで入ることができました。目の前で焼かれる新鮮な魚、美味しいお酒と人当たりの良い女将さんとの会話など楽しく夕食を頂けました。

ラーメン たかはし

所在地:〒085-0013 北海道釧路市栄町3丁目2 ニュー栄銀座 1階
電話番号:0154-22-4348
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:月曜日

オーソドックスな釧路ラーメンを提供してくれるお店。味噌ラーメンなどメニューは色々ありますが、透き通ったスープがとても美味しい塩ラーメンがオススメです。飲んだ後の〆で行きましたが、美味しかったです。

Accomodation

ANAクラウンプラザホテル釧路

所在地:〒085-0016 北海道釧路市錦町3-7
電話番号:0154-31-4111
HP: 公式HP

釧路に来た際に定宿になっている、ANAクラウンプラザホテル釧路は部屋も綺麗でオススメです。IHGの会員、ポイントを持っているなら比較的リーズナブルなポイントで宿泊できるので、自分はいつもポイント宿泊です。

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