鳥取の名峰大山と 隠岐諸島を巡る
2002年11月に、鳥取の大山と島根の隠岐諸島へ、島旅ライドに行ってきました。初めての隠岐の島はとても魅力的で素晴らしい場所でしたが、ハプニングもあって思い出深い旅になった今回の旅ライドです。
隠岐の島1周ライドは未遂に・・・・
4日目は隠岐の島をぐるっと時計回りに1周するライドに。島を1周するのに85kmほどあり、距離的にも良い感じです。また島らしく海岸沿いはアップダウンも多いので走りごたえがあるのも魅力ですね。そんな中、今回のライドでは島を1周するのは未遂に終わる結果となりました・・・・
コース紹介
出発してから、前日素通りした”西郷岬灯台”が最初の立ち寄りスポットです。隠岐世界ジオパーク空港の近くにあり、坂道を登った先にある夕日ヶ丘公園の先にあります。灯台を含めて景色が素晴らしかったです。
その後、昨日のルートをトレースしながら向かったのが、那久岬。この岬は海の向こうに島前が見える大絶景ポイントということで訪れましたが、口コミ通り素晴らしい景色でした。
その後もアップダウンを経て島の北部へと北上します。
トラブルは突然に・・・・
那久岬を後にして、ローソク島遊覧船乗り場近くを過ぎて快調に走っていました。風もなく天気も良くスピードもそれなりに出ていて巡航速度が35km/hぐらいだったと思いますが、トラブルは突然起こります。
逆光で路面の状況がちゃんと見れておらず、小さな橋の前にある窪みに気づかず突っ込んだ結果、ハンドルから手が滑って落ちてしまいました。速度も出ていたので、そのまま前のみりに体が倒れて落車、暫くは起き上がれない状態でした。
最初は痛みが引けば何とかなると思っていたのですが、過去群馬CSCのレースで落車した時と同じような感覚で、体を起こそうと思うと重力で地面に引っ張られるというか、体を持ち上げるのが難しい感覚に捉われます。
この瞬間に自分でもあっさりと「あっ、鎖骨折れた」とわかってしまいました。
近くの民家の方が心配して下さり、体を起こしてもらいましたが、このまま自転車に乗って戻るのは不可能な状況でした。優しい民家の方が、軽トラをお持ちで自転車と自分を隠岐の島の街中にある病院まで乗せて行ってくれました。
救急でのレントゲンの結果、やっぱりポッキリと鎖骨が折れており、バンドで固定してとりあえずの応急処置をしてもらいます。本格的な対応は地元の神奈川に戻ってからということになります。大変だったのは、この後もそうですが、鎖骨をバンドで固定したので、ホテルまでまずは自転車を運ぶ必要もあり、歩ける距離でもないのでゆっくりと自走。幸い七類港までのフェリーは自転車をそのまま乗せれるので、何とか七類港まで帰ってきました。
その後、米子までは自走してきたので自転車を運ぶ必要があるのですが、これは流石に無理で、自転車を茂みに隠してバスで米子市内へと向かいます。その後、カーシェアで車を借りて再度七類港へ。飛行機向けのパッキングを片手を駆使して何とか行って、再度米子にもどり、ホテルへとチェックイン。
翌日はタクシーで空港へ向かい、何とか神奈川まで戻ってくることができました。楽しいはずの旅ライドの最後が非常に残念な結果となてしまいました。
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