京都の奥座敷 貴船神社へ
年末年始に実家に帰り、貴船神社へお参りに行くことにしました。年始はとても混み合うので、ここは敢えて年末に行くというプランです。実家のある滋賀県から貴船神社までの距離はそれほどではありません。京都市内を走れば、そこまで登りも多くはないのですが、ここは敢えて京北の山岳コースをチョイス。距離は短いながらも中々パンチのある坂とコースとなりました。
コース紹介
比叡山の脇を抜けて京都の奥座敷へ
この日は、前日まで雪が降っていたこともあり肌寒い朝になりました。まずは滋賀県の守山から草津の幹線道路を抜けて琵琶湖大橋を渡ります。
大津市内に入ってから湖畔に立ち寄り、凛とした空気の琵琶湖を眺めます。程なく、浜大津を経由して山中越えと呼ばれる滋賀県から京都に抜ける峠へと向かいました。
途中で新年のかるた大会、そしてアニメ”ちはやふる”でも有名な近江神宮横を抜けて、いよいよ山中越えという田ノ谷峠までのプチヒルクライムです。
山中後えは距離はそこまででもないですが、途中で琵琶湖を一望できる場所もあります。車だと停車はできないのですが、自転車なら少し路肩で写真も撮れるでしょう。
峠の辺りが、有名な比叡山への入り口なのですが、ここは自転車侵入禁止なので、車で行く必要があります。(徒歩の場合は、ケーブルカーなど利用)
峠を越えると京都市内へとダウンヒル。白川通りに出てから、一路京北へと進みます。途中には天下一品ラーメンの総本山もありますが、流石に朝早くて営業していません。いつもはバスや車で混み合う京都市内も、朝早いと車も少なくて走りやすかったです。
貴船神社には市内からもそれほど遠くはないので、すぐ到着しました。手前に少し登りがあるのと、道幅が狭いのに交通量はそれなりにあったり、貴船口の駅から歩いて目指す人もるので走行には注意が必要です。
貴船神社は、ご利益としては「運氣隆昌、えんむすび、諸願成就」が有名で、水神を祀る神社でもあります。神社へと続く石段脇の灯籠が有名でもあり、多くの観光客が訪れます。また、貴船川沿いに川床(かわどこ)がもあり、暑い夏には涼んで食事もできます。
貴船神社で少しお参りし、そのまま京北へと抜ける、芹生峠へと向かいます。以前は逆方向から走ったこともあるのですが、貴船神社から峠までの路面は良くなく、落石や砂利もあるので気を使って走る必要がある場所です。
今回は雪か雨が降った影響もあり、峠の路面はウェット。登るにつれて周りにも残雪が残っていました。
峠までは無事に走り切ることができたのですが、驚いたのは逆方向に抜ける下り。陽が当たらない陰になる場所でもあるのですが、残雪が路面にまで残っており、ロードバイクでの走行は無理と判断。最初は頂上付近だけ残っているだろうと思っていた残雪は無くならず、結局は民家のある場所までずっと雪が残っており、3kmぐらい押し歩きをする羽目になりました。(雪の中を歩いてビンディングシューズはずぶ濡れです)
ようやくと民家のある場所、路面から雪がなくなって自転車走行が可能となり、花背峠を越えて、百井別れへと向かいます。ここは国道477号線ですが、車がすれ違えないほど狭い、いわゆる「酷道」です。また百井峠までは勾配が12-18%と厳しい登りが続く場所でもあります。無事に峠を越えてからは、京都から福井へと抜ける酷道367号線(通称鯖街道)、そして滋賀県の途中超えをして琵琶湖まで下り、琵琶湖大橋を通って帰宅しました。
途中の残雪で思わぬ時間を要したライドですが、体は相当冷えたので、帰ってからは近くの日帰り温泉施設でゆっくりと過ごしました。
コース上の見どころ
貴船神社
所在地:601-1112京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
利用時間:6:00~20:00(5/1~11/30)
HP:公式HP
貴船神社は水の神を祀る、水神の総本宮です。創建年代は古くて明らかではないですが、少なくとも1300年前には建てられていた記録があるようで、とても歴史があり、日本の中でも、古くからある神社となります。市内からは電車、バスを乗り継ぐ必要もありますが、最近は海外観光客も多く訪れて人気の場所です。
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