2020 夏の北海道スペシャル Part 5 – 黄金街道〜襟裳岬〜天馬街道

2020 夏の北海道スペシャル Part 5 – 黄金街道〜襟裳岬〜天馬街道

2020年夏の北海道ライドもいよいよと最終ライドの日。帯広に宿を取ってどこへ向かおうかと思っていたが、天気予報を見て雨を避けて南側を走ることに。今回は車で道の駅 コスモール大樹まで移動し、そこから襟裳岬を目指して南下、その後は日高地方の浦河まで北上して天馬街道を抜けて周遊するコースで走ることに。

襟裳岬まではひたすらと国道を進むのだが、広尾を抜けて海沿いに入ると景色が一変。日高山脈から海へと沈み込む断崖を縫うように道路が走り、多くのトンネルがある。えりも黄金トンネルなど4km以上に及ぶトンネルもあるのだが、このような複雑な景観もまた素晴らしかった。襟裳岬近くに来るとちょっとしたアップダウンで丘を登ったり、下ったり。小さな集落もあるが少し寂れた雰囲気がまた良い味を出していた。

1番の目的地である襟裳岬は風がとにかく強いことで有名。この日も結構な風が吹いていたが、歩き回って写真を取る分には問題はない感じ。ただし、霧が結構濃くて直ぐに目の前が見えなくなるなど、違う意味での危険度が高かった。

襟裳岬を後にして日高地方の浦川まで移動し、天馬街道に入ると馬の牧場ばかりだ。何度か牧場で立ち止まり優雅に草を頬張る馬の親子などを眺め、その後は長い上りを経て野塚トンネルへと辿り着く。このトンネルも4km以上あるので、車に十分注意しながら無事に抜ける。再度は長い下りを経て出発地点まで十勝の平野を抜けて無事に到着。

長くも短かい北海道でのライドがこれで全て完了。今回行けなかった場所も多かったし、天気が残念な場所も多かったが、それはまた次回のお楽しみだ。

コース紹介

コース

走行記録

走行距離181.21km
獲得標高1,112m
平均速度30.2km/h
経過時間07:32:22
ルートのダウンロード
難易度
3.5/5
走行距離
4/5
ヒルクライム
3/5

走行距離、獲得標高、山岳勾配やコースなどによって著者の判断で決定。

距離の目安

  • 星1: >50km
  • 星2: 51-100km
  • 星3: 101-150km
  • 星4: 151-200km
  • 星5: 201km<

獲得標高の目安

  • 星1: >500m
  • 星2: 501-1,000m
  • 星3: 1,001-1,500m
  • 星4: 1,501-2,000m
  • 星5: 2,001m<

コース上の見どころ

黄金道路

黄金道路

国道336号線のえりも町庶野地区から広尾町までを結ぶ約33.5キロメートルは、切り立った岸壁沿いに道路が続き、トンネルと覆道が連続し、覆道の合間から覗く素晴らしい海岸線が広がります。

このルートは「黄金道路」と呼ばれていますが、その理由はトンネルと海岸の埋め立て、崖を削るなどの難工事のため、完成までには7年もかかり、昭和9年(1934年)にようやく日高と十勝を結ぶ海岸ルートが開通しました。竣工当時の名前は日勝海岸道路でしたが、「まるで黄金を敷き詰められるほど、建設に莫大な費用が掛かった道路だ」として黄金道路と呼ばれるようになったとのこと。今ではご立派に「黄金道路」の石碑まであるるのですが、これだけの費用と時間をかけなければこの辺りの厳しい自然環境において海岸ルートを整備することもできなかったのも事実ですね。

襟裳岬

襟裳岬

北海道の背骨と呼ばれる日高山脈が次第に標高を下げ、そのまま太平洋に沈んでいく先にあるのが襟裳岬。長年に渡って荒波に洗われているにもかかわらず、遠く2キロメートル沖まで岩礁地平等が続く光景は圧巻です。風速10メートル毎秒の風が吹く日が260日を超える強風地域で、時には風速30メートル毎秒以上になる日も決して珍しく無いまさに風と共にある岬です。

襟裳岬には襟裳岬灯台だけでなく。強風を活かした風のテーマ館もあり、施設から襟裳岬を眺めることも可能。自然が作り出したダイナミックな景勝地を十二分に味わえる場所でした。

天馬街道

天馬街道沿いの牧場

日高地方の浦河町と十勝地方の広尾郡や帯広へと繋がる最短ルート且つ延長4,232mと北海道でも有数の長いトンネル「野塚トンネル」が日高山脈の野塚岳のどてっ腹を貫いている国道236号線は「天馬街道(てんまかいどう)」と命名されています。

特に日高地方の浦河町周辺は馬の牧場が数多くあり、天馬という名前はここから取られたのでは?と最初は思っていたほどでした。今回のライドでは時計回りに襟裳岬を回って天馬街道経由で十勝地方の広尾へ戻りました。途中、野塚トンネル手前にある翠明橋公園から翠明橋の景観も楽しめます。

野塚トンネルを越えると一気に広尾方面へは長いダウンヒルになるのですが、周囲の景色も変化にとんでいるのでツーリングには良いコースでした。

Accommodation

リッチモンド帯広の朝食

リッチモンドホテルは全国チェーンで顧客満足度もNo.1になった実績のあるビジネスホテル。施設はどこも綺麗で食事も美味しいので、自分も会員でよく利用しています。

今回は帯広での宿泊でお世話になりました。部屋、ベッド共に清潔でいつも通りのクオリティでしたが、今回は朝食に十勝地方のグルメを選択できるというので、早速と朝から豚丼を頼んで頂きました。とっても美味しかったです!

関連記事

  1. 江田島ぐるっと周遊ライド

  2. 秩父〜奥武蔵グリーンラインと桜巡り

  3. 2022 GWスペシャル Vol.3 – 壱岐島1周ポタリング

  4. 奥久慈パノラマライン

  5. 奥久慈〜水府そば街道ソロライド

  6. 2022 島旅 in 鹿児島 – 種子島 Day3

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


CAPTCHA